対象:投資相談
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諸先生方
こちらでいろいろと勉強させていただいて分散投資に心がけています。毎月可能な額を積み立てで、日本株式、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、国内REIT、海外REIT、商品のいずれもインデックスファンド(STAMシリーズ、ないしは、日興の年金積立)をしています。日本株式、先進国株式、先進国債券を中心に残りの資産クラスはそれぞれ5%程度のイメージです(新興国株式は10%)。
商品インデックスはユーロ円債なのでいいのですが、その他の資産は、円高になるとすべからく下がってしまいます(日本株式も・・・)。
分散の工夫として、円高になるとあがるインデックスファンドというのはあるのでしょうか?ユーロのMMFでしょうか?
それともアメリカが世界経済の中心であることは紛れもない事実なので、円高による海外資産の目減りは甘んじて我慢しろということでしょうか。
本来であれば、自国通貨が強くなることはその国が豊かになることなのに、何かがおかしいなあといつも思っています。
恐縮ですがご教示いただけるようよろしくお願いします。
バングラキッズさん ( 東京都 / 男性 / 43歳 )
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吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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ドルが売られて・・・
こんにちは、バングラキッズさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野です。
円高になって下がってしまうのには、2つの理由があります。
日本は輸出をすることによって収入を得る部分は多いので、円高になるとその分は収益が減ってしまいますよね。
ですから、日本株などはインデックスファンドのような日本全体を買っていると下がってしまうでしょう。
反対に輸入で収益をあげるようなセクターへ投資したファンドなど保有するのもリスク分散のひとつですよね。
もうひとつの理由として為替の影響がありますね。
現在は、日本の通貨が強くなって円高になったのではなく、ドルが売られているので円高になってしまっているのです。
今回の場合は、サブプライムローンで比較的世界規模で影響が出てますが、日本は影響が少ない方だといわれます。
外貨で投資している場合は、円高になれば円換算した時の価額は下がってしまいます。
また、為替ヘッジされているファンドもありますので、そういったものへの投資も考えられますね。
今回の世界同時株価下落は、大きな問題ですよね。
長期で保有していくと、運用益で為替差損なども緩和されていきプラスに転じる時期が来ると思います。
短期間の運用は、リスクの少ない商品で、長期で運用できるものはリスクを伴ってもリターンが期待できるもので運用するように心がけましょう。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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通貨の交換レートと資産の換算の関係
バングラキッズ 様
CFPの吉野です。
円高に際してあがるインデックスは現在のところ有りません。
通常バングラキッズ様も預貯金などで円を保有されているので、トータルでは変化がありません。
円資産+ドル建て資産になりますから、全てをドル換算しますと、円資産の分の価値が上がっていますので、ドルでは金額が増えます。
同じように、円資産+ユーロ資産でも同様で、ユーロに対して円安になれば、ユーロ換算では資産の額が下がり、円換算であれば円の資産額は下がります。
たまたま現在はユーロに対して円が横ばいなので、ユーロ円債はすがっていませんが、ユーロに対して円高になることもありえます。
従いまして、どのような比率で円と外国通貨建て資産を持つかがキーになります。
円と外国通貨と汎場に保有されても、ドルとユーロでは変動率が異なりますので、絶対的な決め手にはなりませんが、ある程度通貨分散することで為替レートの影響を和らげる人ができます。
宜しければ此方のコラムをお読み下さい
ビックマック指数について書いています。何かの参考になればと思います。
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/31166
(現在のポイント:-pt)
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