無理な住宅ローンでも買うべき？

こんにちは。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。

借入額については、多いと思われます。年収850万円で家族4人ですと借り入れは3000万円以下がいいと思われます。自己資金は3割以上あるのが理想です。
住宅を購入しても楽しい生活ができるかがポイントになります。家を購入して、やりたいこともやらずに我慢するのはどうでしょうか。一生に一度の人生です。今も楽しく将来も楽しく生活することを考え検討してみてください。
また、住宅ローン選びですが今の経済情勢では変動金利は考えないようにしましょう。金利上昇リスクがあります。

サブイボ さま

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、

住宅の購入はこれから迎える楽しい生活に対する希望のほかに、住宅ローンの返済に対する不安がどうしてもついてきてしまいます。
よく収入の住宅ローンの返済は収入の何%以内にしましょうとか頭金は物件価格の20%をご用意くださいというアドバイスもございますが、これは、何の根拠もない数字です。

月々の詳細な収支がわかりませんので、具体的なアドバイスができませんが、趣味などにお金をあまりかけていないとのことですので、月々の住宅ローンの返済に掛けれるお金も他の方と比べて多く回せる場合がありますので単純な返済比率などで見ることはできません。
なので、まずはこれからの日常の生活や、お子さまにかける教育費、セカンドライフなど、その新居で思い描いているライフプランを確認し、必要となるお金を把握するようにしてください。

繰り返しになりますが、その住宅を購入することによって得られる生活(日々の生活、お子さまの成長・教育方針、リタイア後の第2の人生など、、、、)がどのようなものなのかをイメージをして、その生活を得るために、いくらなら支払っていけるのか。また、いくら支払ってまで、その生活を実現したいのかが重要となってきます。

以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也

サブイボさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『上記のような条件で住宅ローンを組むのは、無理がありますか?』につきまして、通常住宅を購入する場合、物件価格の20%+諸費用分は予め用意したうえで、住宅を購入するようにしてください。

頭金が十分に用意できないで住宅ローンを組んだ場合、借入金が多い分、毎月の返済額が増えてしまい、家計を圧迫することになってしまいます。

尚、頭金が十分に用意できなくても返済していける方とは、収入が十分過ぎるほど確保できている方となります。
このような方は決して多くはありませんで、十分に頭金が用意できないにもかかわらず住宅購入が可能だなどというアドバイスする方がいるかも知れませんが、お子様の教育資金をはじめ、将来予定していライフイベント資金のことも十分に考えて決定するようにしてください。

住宅ローンにつきましては、いくらまで借りられるかではなく、いくらなら毎月無理することなく返済していけるかで判断するようにしてください。

よって、毎月の返済額を軽減するためにも、頭金は多いに越したことはありません。

また、毎月の手取り月収金額に占める住宅ローンの負担割合として、28%以内に収まるように住宅ローンを組むようにしてください。

負担割合が30%を超えてしまうと、思うように貯蓄ができなくなってしまい、将来予定しているライフイベント資金にも支障をきたす可能性があります。

住宅ローンにつきましては、人生最大の借金です。
よって、借金は少ないにこしたことはありませんし、借金をするのですから十分過ぎるほど熟慮したあとからでも、遅いと言うことは決してありません。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄

サブイボ様

お世話様になります。ファイナンシャル・プランナーの大石泉です。
お問い合わせいただき、ありがとうございました。

気になっていたマンションが大幅に値下がったとなれば、落ち着いてはいられませんね。住みたいマンションがあって、無理のない資金計画が成り立つのであれば、今はサブイボさんの買い時なのかもしれません。

さて、お問い合わせの資金計画ですが、販売員の方が、頭金なしでも十分に借入可能だと判断する根拠は、サブイボさんのご年収です。4200万円を3%、35年返済で借り入れると、いわゆる年収負担率(年間返済額÷年収)は22.82%。サブイボさんの返済余力が十分と判断されるのは納得できます。

ですが、年収負担率だけで判断するのは、大変危険です。

住宅ローンは、家計の収入から基本生活費(支出)を引いた残り(収支)からでていきます。サブイボさんの家計収支はいくらくらいでしょうか。同じ年収でも、サブイボさんのようにお子様二人の4人家族と夫婦二人の家庭では収支の額が異なり、住宅ローンに充当できる金額は大きく異なります。

よって、ご年収だけでは4200万円の住宅ローンが無理か否かは判断できません。サブイボさんがご心配になられているように、将来の学費は右肩あがり、また老後の蓄えも必要です。それらの必要資金を確保したうえで、住宅資金・住宅ローン返済にいくらを充当できるか、サブイボさんの数値で試算する必要があります。

同年収の他人と比べたり、年収のみで返済の可否を判断するのではなく、あくまでもサブイボさんの家計収支をベースに、ライフプランを見据えた上で、住宅ローンの借入が無理のないものかどうかをご判断ください。

以上です。
購入のタイミングを失わないように、しっかりと試算してください。
参考になれば幸いです。

サブイボ様

はじめまして、ファイナンシャル・プランナーの平野直子と申します。

よく販売員の方に「頭金なしでも大丈夫ですよ」と言われることがありますが、
それはあくまでも「金融機関が貸せる金額の範囲(年収負担率)」のことで、
家計のやりくりまでは含まれません。

また毎月のローン以外にも、固定資産税などの税金や
マンションの管理費や修繕積立金、
前のお住まいよりも広くなる場合は光熱費などの増加
といった諸々のコストがかかります。

ローンを組む際には、毎月のコストを含めて検討なさってください。

・当オフィスHPにあるローンシミュレーター
でも、返済額の簡易シミュレーションが出来ますので
よろしければご利用ください。

気になっていた物件の値下がりは、とてもそそられますが、
まずは、サブイボ様の家計が今後どのように推移するのか
お子さまにかかる費用とその時期、ご夫婦が将来どのように過ごしたいかなどと
合わせて、ざっくりと予算を立てられることをお勧めします。

住宅相談に関連するコラムをご紹介させていただきます。
よろしければご覧ください。

■「地価上昇!住宅は、頭金を貯めてから買う?

■本当に今が買い時?どうする2人の住まい

■中古マンションを2人の城にする方法は?

■購入vs賃貸!?どうする2人の住まい・前編


少しでも参考になれれば幸いです。

FPオフィス Life & Financial Clinic

平野 直子