対象:住宅設計・構造
回答:9件
窓の開け方の工夫
design studio bAOBabの鈴木です。
浴室を含む水廻りは平面計画上、日の当りにくい北側に追いやられてしまいがちですが、バスコートなどを設けたり、中庭に面して設けることで採光を確保することができます。
またトップライトを付けることで明るいバスルームを作ることもできると思います。
この辺のことは他の建築家の方が書かれているので参照して下さい。
今回、事例としてあげたバスルームは北側に水廻りを設置した例で採光的には一番望めない場所ですが、壁の上下に窓を設けて、パウダールームとバスルームの壁をガラスにすることで開放感を出したものです。
ハイサイドの窓は天井面を照らし、浴槽と同じレベルに設けた窓はお風呂に入ったときの目線レベルで自然光が入る様にしました。
もう一つハイサイドライトは通風及び湿気対策にもなっています。
御参考いただければ幸いです。
回答専門家

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森岡 篤
建築家
4
坪庭付きバスルーム
「ひたちなかの家」の浴室は、坪庭と一体。
坪庭は、室内のような外部、浴室は外部のような室内で、窓を開けると、露天風呂のようになります。
浴室の内装は、床と腰壁がタイル、壁上部と天井は木製です。
坪庭は、同じ木製の塀で囲われています。
2重の板で構成しているのですが、風は通るけれど、見通すことはできず、外部のどこからも浴室内が見えないように設計されています。
浴室の手前は洗面脱衣で、透明ガラススクリーンで仕切られており、洗面脱衣から坪庭までが一体、広々空間となっています。
方位は東を向いているので、坪庭から朝日が入り、朝風呂のとても気持ちの良い風呂です。
夜は、屋上庭園の植栽をスポットライトが照らし、寝室からも楽しむことができます。

青木 恵美子
建築家
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明るいバスルーム
*“第2のリビングルーム” ともいわれるバスルーム。
それは、ただ体を洗うという機能だけでなく、音楽聴きながら或いはテレビ見ながら一日の疲れをとり、''バスルームでゆったりと過ごすこと'' を求める人がふえたので、そういわれるのでしょう。。
自然光を取り入れて明るいバスルーム(こういう人は多分休日の昼間にゆったり入るのでしょうか?)としてバスコートと一体になったバスルームや坪庭を眺めながら。。というのもあります。
こういった''外に開放されたバスルームは、防犯、プライバシー保護、視線の問題''などがありますね!
ここでご紹介するのは、休日派でなく、平日派の明るいバスルームです。
''外には開放されていませんが、明るいバスルーム!''
●''3イン1''
外国のように3イン1(バス、トイレ、洗面)につくる事によって、広々とした一体感で明るく感じますね。湿気の問題でバスと洗面を分けるときも壁でなくガラスで仕切ることにより、一体感がでますね!
●''照明''
私たちが若いときは浴室の照明は壁につけるべし! と教わりました。
しかし、今は防湿も問題ありませんので、浴室の天井にダウンライトをつけます。
洗面から続いたラインにダウンライトを配置することで、更に洗面との一体感が出て、広々と明るいバスルームになります!

酒井 正人
建築家
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バスルームもリビング感覚で
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。
バスルームに空間としての心地よさや多目的な機能を求める方が増えています。
それは、仕事や時間に追われる・・ストレス社会のなかで日常のストレスオフを求める場としては、やはり家に帰りゆっくりお風呂にはいることだからでしょう。
そして、ただ湯船につかるだけではなく、よりリラックスするために、香りを楽しんだり、音楽を聴いたり、本を読んだり・・そんなリビング感覚のバスルームにニーズが高まったとのだと思います。
「お風呂場」をつくるというよりは、リビングスペースにバスタブやシャワーを配置するという感覚で設計を考えることかもしれません。
写真の事例は、まさにそんな感覚でデザインしたバスルームです。 パウダールームとバスルームはガラスで仕切りゆとりのある空間として、庭へも可能なかぎり開放する。 プライバシーは外側でRC壁で必要な部分だけ囲んでいます。 壁面に貼ったガラスモザイクタイルはとても爽やかな雰囲気を演出します。
晴れた日は朝からお風呂にはいったり、夜の時間に庭園のライティングを楽しみながら音楽を聴いたり、バスルームのつくりひとつでライフスタイルの夢が拡がると思います。

各務 謙司
建築家
-
中庭に面した明るいバスルーム
中庭に面した''明るいバスルーム''の
設計事例を紹介いたします。
*葉山の住宅の設計事例
この住宅、葉山U邸では、
建物を''L字型''に配置し、
大きな''アウトドアリビング的な中庭''を
中央に設けています。
旗竿状の土地である事を
デメリットを逆手にとって、
このような''建物レイアウト''にしています。
洗面とトイレ、浴室は
この中庭に沿って伸びているので、
''中庭からの光''を享受することが出来るのです。
*中庭に面するメリット
中庭に面したバスルームの''メリット''として、
以下の事が挙げられます。
**・大きな窓、扉が開けられ、明るさを確保できる
**・他人に覗かれる心配がない(家族には覗かれる?)
**・子どもの中庭での遊びとお風呂の利用が一体に感じられる
この住宅の場合は、海から歩いて5分ほどなので、
特に最後の点では便利に使えているとのことです。
従って…
**・海水浴から戻って、家に入らずに直接お風呂が使える
明るい浴室を作るには、
浴室だけの工夫でなく、''家全体のレイアウト計画''の工夫が
必要になるようです。
この事例が参考になれば幸いです。
>カガミ建築計画 各務謙司
東京都港区白金台3-12-2-303
Tel/Fax:03-5789-4146
info@kagami-archi.com <
補足
この住宅の浴室では、中庭から出入りができ、
光も取り込める型ガラスの扉に加え、
天窓と緑を望む細い窓を設けていますので、
夕方でも照明が不必要なほどの明るさが
確保できています。

大塚 泰子
建築家
2
明るい浴室

村上 治彦
建築家
-
ベランダでくるくる
この浴室は中2階にあり、ベランダに繋がっています。そこには周囲から見られないように壁を設けています。そこに窓をとり、うえからも光をいれ明るさを確保しています。そこから2階のベランダへ行く事ができます。そのベランダは子供たちの部屋の前。そこからは中2階の上の屋上へ繋がっていきます。屋上では夏にプールで遊びます。大人も一緒に。体が冷えてきたら、そのままの格好でお風呂へ。浴室をどこに持っていくか、それに何をつなげていくか。何かとつながりを設けることができれば、それを媒介として光を取り入れることができるのではないでしょうか。いろいろなイメージを膨らませてみて、可能性を見つけてくださいね。
(現在のポイント:-pt)
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