対象:リフォーム・増改築
回答:2件
200万円のご予算でもたくさんできます。
ご質問ありがとうございます。
限られたご予算のなかでのバリアフリー・リフォームについてのお問い合わせですね。
お住まいの間取りなどが分からないため、十分にはお答えできないことをお許しください。
まず寝室にご予定されている和室ですが、畳の部屋は、他の部屋との間に敷居があったり、廊下との間に段差があったりで、介護には向いていません。床をフローリングもしくはクッションフロア
にすることをお薦めします。また和室ですと、襖戸かと思いますが、これを洋風の引き戸にして、介護用に手摺りなどを付けて、移動しやすくすることも大事です。
次に毎日利用するトイレや浴室には、適切な場所に手摺りをつけること、トイレが和風なら洋式に取替え、出入り口もできれば開き戸から大きめの引き戸にした方が使いやすいかと存じます。
浴室も在来のタイルはすべりやすいので、ユニットにして、脱衣所と浴室の段差もなくすといいかと思います。浴室ドアも引き戸が使いやすく、介護用に手すりは必要でしょう。
200万円のご予算では以上のことぐらいかと思いますが、既にユニットバスになっていたり、洋式のトイレになっていれば、玄関周辺の手摺りを増やすこと、段差を無くすことなどに取り組むのも大事です。
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横山 彰人
建築家
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バリアフリー にリフォームするポイント
自宅介護の場合、ご本人の要介護の段階や介護する側として、どこまでのリフォームが必要なのかの二つの視点からの見極めが大事になってまいります。
もともと日本の家の構造は柱が多く、一般的に狭い廊下にそって洗面所、便所、浴室がありますから介護する和室と限りなくスムーズに移動できるようにしたいものです。
段差をなくす、手摺を設置する、ドアを引戸にする、照明を明るくするといったことなら200万円の費用で十分可能だと思います。
しかし、その上便所や浴室が狭く介助が難しく、柱や壁も動かしたり、設備も取り替えなければならないのなら200万円では厳しいでしょう。
バリアフリーのリフォームは一度に全部やらなくても、病状の進行に合せて介護する専門家と相談しながら、段階的にリフォームを行なう計画性も大切ではないでしょうか。
分らないところがあれば、事務所までご連絡下さい。 横山彰人
(現在のポイント:-pt)
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