対象:投資相談
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現在40代の兄が障害者20代から障害者となっており、現在第一級の認定を受けております。現状の様子から回復見込みは薄く、また今後の資産管理の都合から弟である自分が成年後見人となるべく申請しております。今まで兄の貯蓄ある程度は貯まっておりますが、今後の事を考えれば心細いため貯蓄の一部を利率の良い海外運用を考えております。兄の状況や海外での口座の制約から、兄の名前での運用は難しく私の名義で運用することになった場合、運用後の海外国での課税が私名義でなされるのは避けられないにしても、海外の運用益を兄の日本の銀行口座に戻した時に日本での課税はどのようになるのでしょうか?兄だけの申告で済むのか弟である自分も何らかの申告発生するのか、それとも全く別の処置になるのか、アドバイスを頂きたくお願い致します。
naka_3さん ( 石川県 / 男性 / 40歳 )
回答:3件
成年後見人としての財産管理
京都の税理士、佐々木です。
私も成年後見人としてこの制度に関わってきた立場からですが、成年後見人となって障害者であるお兄さんの財産管理をする場合は、為替リスクなどを考えますと利率の良い海外運用はリスクのある資産運用と考えられます。そのような資産運用は本人の利益を守る成年後見人という立場にはふさわしくないものと考えます。お兄さんの状況やお兄さんのことを思うnaka_3さんのお気持ちを考えるとき大変難しい問題ではあるのですが、別の方法を検討されてはいかがでしょうか。
回答専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
贈与、遺言・遺産分割・相続税対策なら京都・税理士法人洛まで
円満な遺産分割、生前贈与、事業承継、節税、納税資金の確保など、それぞれの着眼点から家族構成や資産構成ごとに、ベストアドバイスを行います。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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成年後見制度について
naka_3 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
お兄様の今後のことについてご心痛いかばかりかと思います。
法定成年後見人の事務を2年間執り、原罪もNPOで後見人に関っている経験からお応えします。
ただ、naka3様がお考えになられているような資産運用は、家庭裁判所及び指定する監督人の許可を得ることになりますが、リスクの大きな投資・運用が認められるケースは極めて少ないと考えます。
また、口座名義は、naka3名義では無く、あくまでお兄様の名前+法定後見人naka3になります。単独名義は法的に出来ませんので海外での口座取得も極めて難しいものと考えます。
成年後見人はあくまで被後見人の生活が成り立つように被後見人名義の財産を管理・保全することになります。
宜しければ下記のコラムから始る、ライフプラン/成年後見制度シリーズと
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/5573
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/14621
私のHPの成年後見制度に関するページを参照下さい。
http://www.officemyfp.com/seinekouken-1.htm
http://www.officemyfp.com/koukennisshi-1.html
前田 紳詞
ファイナンシャルプランナー
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海外口座については注意が必要
naka_3さん
こんにちは、FP診断の前田です。
海外口座に関しては、少しブーム化しているため税務当局も調査や税制を厳しくしてきています。去年も海外で加入した生命保険についての課税強化をしたり、海外口座開設で人気のある某外資系銀行に調査員を派遣したりしているようです。
税制に関しては、まずは税務署にご相談されることをオススメします。その際、書面で質問するなど記録を残しておくとよいでしょう。
また税制は法改正で突然、変わることがあります。今回のような長期間に渡る資金については法的に将来も続くかどうか分かりません。
海外口座開設理由は次の点ではないかと思います。
1. 留学・仕事等で海外に行くため、そこでの資金預け先が必要のため。
2. 海外旅行によく行くため、その国で資金引き出しと為替リスクを減らすため。
3. 将来、海外に住むことを考えているため。
運用目的だけだと次の失敗がよくあります。
1. 口座が現地語または英語のため内容がよく分からずそのまま放置状態になっている。
2. 政治的・経済的理由から口座が停止になる。
3. 日本への資金移動がうまくいかない。
などです。
もしNaka_3さんが入院・障害を患ったり、万が一の状態になった場合には資金が引き出せなくなります。本人以外の資金引き出しは年々厳しくなっています。海外口座の場合は、より厳しくなるでしょう。
今回はお兄さんのための長期に渡るお金であり、かなりリスクがあると思われます。
運用だけに関して言えば、日本の金融機関でも海外投資ができるようになってきました。投資信託だけでなく、海外の株式市場への投資も一部証券会社では可能になってきています。
海外に移住等に特別な理由がなければ、日本の金融機関経由での投資をオススメします。
ご質問・ご相談等ありましたらいつでもお問い合わせください。
(現在のポイント:-pt)
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