対象:投資相談
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前田 紳詞
ファイナンシャルプランナー
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海外口座については注意が必要
naka_3さん
こんにちは、FP診断の前田です。
海外口座に関しては、少しブーム化しているため税務当局も調査や税制を厳しくしてきています。去年も海外で加入した生命保険についての課税強化をしたり、海外口座開設で人気のある某外資系銀行に調査員を派遣したりしているようです。
税制に関しては、まずは税務署にご相談されることをオススメします。その際、書面で質問するなど記録を残しておくとよいでしょう。
また税制は法改正で突然、変わることがあります。今回のような長期間に渡る資金については法的に将来も続くかどうか分かりません。
海外口座開設理由は次の点ではないかと思います。
1. 留学・仕事等で海外に行くため、そこでの資金預け先が必要のため。
2. 海外旅行によく行くため、その国で資金引き出しと為替リスクを減らすため。
3. 将来、海外に住むことを考えているため。
運用目的だけだと次の失敗がよくあります。
1. 口座が現地語または英語のため内容がよく分からずそのまま放置状態になっている。
2. 政治的・経済的理由から口座が停止になる。
3. 日本への資金移動がうまくいかない。
などです。
もしNaka_3さんが入院・障害を患ったり、万が一の状態になった場合には資金が引き出せなくなります。本人以外の資金引き出しは年々厳しくなっています。海外口座の場合は、より厳しくなるでしょう。
今回はお兄さんのための長期に渡るお金であり、かなりリスクがあると思われます。
運用だけに関して言えば、日本の金融機関でも海外投資ができるようになってきました。投資信託だけでなく、海外の株式市場への投資も一部証券会社では可能になってきています。
海外に移住等に特別な理由がなければ、日本の金融機関経由での投資をオススメします。
ご質問・ご相談等ありましたらいつでもお問い合わせください。
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現在40代の兄が障害者20代から障害者となっており、現在第一級の認定を受けております。現状の様子から回復見込みは薄く、また今後の資産管理の都合から弟である自分が成年後見人となるべく申請しております。… [続きを読む]
naka_3さん (石川県/40歳/男性)
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