対象:リフォーム・増改築
南向きの8畳のリビングなのですが、南側に出窓、東側に大きな掃きだし窓、西側に玄関へ行く扉、北側にダイニングキッチン10畳との引き戸3枚でのしきりになっています。大勢の家族が行き来するので、部屋が暖かくなりません。いつも上着を着てコタツにあたっています。
通常、カーペットとこたつでの暖房ですが、夜はエアコンとハロゲンヒーターも使うときがあります。ですが、エアコンの送風向きが玄関側ドアに向かっているので、誰かが部屋を出ると、廊下の吹き抜けに暖かい空気が一気に逃げてしまいます。
玄関、廊下、階段の吹き抜け部分は10畳近くあります。
今度の冬を快適に過ごすためにリフォームを考えていますが、どのようにしたらよいかアドバイスをお願いいたします。
みっきーみっきーさん ( 山梨県 / 女性 / 31歳 )
回答:1件
深澤 熙之
建築プロデューサー
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断熱効果の方法にはいろいろございます。
こんばんは、みきーみっきー様
はじめまして、外断熱リフォームを専門としています深澤 煕之です。
みっきーみっきーさんのお話の状況から、リビングの熱が四方八方へ逃げていき、リビングの熱損率がかなり大きく、いかにも寒そうな感じですね。
リビングの熱が玄関廊下の西側、台所の北側、東、南の窓側と開口部が部屋の割には数が多いので熱損率(熱の逃げ道)が大きいのですね。
断熱効果を高めるには部屋全体の熱の集熱効果を高める事なのですが、まずは窓などの開口部に熱が逃げないように断熱効果のあるカーテンとかをすると多少は効果的になります。
ドア部分や仕切りドアの開口部ですが人の出入りがするところですから、カーテン等をすると人の出入りがしにくい状態になりますね。
そこでいくつかの方法があるのですが、ドア、仕切りドア、内壁に断熱塗料を添付する方法があります。
その断熱塗料はセラミック系の樹脂とウレタン樹脂を配合した特殊塗料ですが、日本の宇宙開発の技術で開発した塗料と米国NASAで開発した技術の塗料の二つあり、それぞれの断熱効果は通常の住宅のグラスウールや発泡ウレタンより、断熱効果があると実証されたものです。
その塗料を使用してリビングの部屋の中全体の集熱効果が高まり、断熱効果はかなり上がると思います。
今あげたのは住宅の壁、ドアの内装や外装に使用できる断熱効果のある塗料でセラミック製でマイナスイオン効果もあり、シックハウスの心配がないF☆☆☆☆の評価を受けており、お寿司屋さんなどの店舗でも安心して使われている方法です。
また、もう一つの方法はリビングだけの断熱効果だけを高めるのではなく、家全体を外断熱リフォームで断熱効果を高め、リビングと台所、玄関の温度差を無くしてあげる事です。
家の中の玄関・トイレ等、どこへ行っても温かい温度差のない家にしてしまえばドアが開けっぱなしでも温かくお年寄りの方にはからだにやさしい家になります。
補足
この外断熱アルミ外壁リフォームや 先にあげた内装断熱塗装リフォームは特殊な技術も必要となってきます。
断熱効果を上げるだけを考えて、施工をしますと家全体が蒸れて、カビだらけになったり、冬は温かくなったけど・・夏は逆に昼間、部屋の中にこもった熱が外げ逃げずに、真夜中も暑くて、かなわないという状態になったり、
夏は涼しくなったけど、冬は寒いという事になってしまいますので、日本の風土で20年。30年と実績を積んできた技術のある会社へ相談をする事が安心だと存じます。
外断熱リフォームをするにしても通気が大事であり、外断熱で外壁が通気工法になっている事が重要なポイントです。(湿気や結露は外へ逃がしてあげる事、部屋の中の湿気を発散させる効果がポイントです。)
簡単に言えば、湿気をコントロールをして、結露が出ないようにする事であります。
ですので、今現在のみっきーみっきーさんの住宅は壁の中に断熱材が充填されている内断熱工法と言われているものですが、その内断熱工法で断熱効果を強化させると、逆に結露が出やすくなり、家全体にカビが広がりやすくなる危険性が大きくなりますので、そういう同じ工法での断熱補修工事や断熱強化を図る事は絶対避ける事です。
また、外断熱工法であれば、湿気や結露が心配ないと安易に思う事も危険ですので要注意です。
外断熱工法は断熱効果を高めやすいのですが
大事な事は断熱効果を高めると同時に湿気を閉じ込めないように湿気のコントロールができるように通気工法による施工をする事が肝要であり
財)住宅保証機構では住宅性能表示に於いて外壁通気工法を必須事項にしております。
また、結露とは温度差による原因ですが、その温度差を無くして結露防止するという方法は新しく外断熱外壁リフォーム通気工法をする事で可能ですが
今までの遮熱塗料やただ単に反射率が高い塗料での塗装リフォームでは不可能だったのですがそれを可能にした塗料です。
(現在のポイント:-pt)
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