対象:ペットの医療・健康
7歳のウエルシュコーギーペンブローグ。
8か所ある乳首のうち、右側2か所、左側1か所に急にしこりができました。
コリコリとして、輪郭のはっきりしたしこりです。
本などで調べると、良性の腫瘍である場合と悪性(がん)である場合と五分五分とありました。
考えられる治療や手術、術後の後遺症や転移など、どのようなものがありますでしょうか?
避妊手術はしておらず、今回の手術で同時にする予定もあります。
できる限りの事はしてあげたいですが、正直費用も心配です。
ようのすさん ( 東京都 / 女性 / 38歳 )
回答:2件
乳腺腫瘍
仰るとおり、約50%が悪性です。そしてその悪性乳腺腫瘍の50%が遠隔転移します。手術法はいろいろあります。片側全摘手術から部分的な摘出まで、獣医師と飼い主さんの話し合いで決定します。避妊手術を同時にすることもあります。さらに、摘出したしこりの、病理組織検査をして、悪性だった場合、化学療法を追加することもあります。費用は病院によって、また手術法、入院期間によって全然違います。掛かり付けの先生とお話になって下さい。
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Re:メスの成犬の乳部のしこりについて
犬の乳腺腫瘍は良性か悪性かの可能性は確かに五分五分です。これは切除して病理検査をしてみないとわかりません。乳腺のしこりは女性ホルモンの影響を受けやすいので、避妊手術(子宮卵巣摘出手術)を受けることで再発の予防になります。
手術については、しこりだけを取る方法、乳腺ごと切除する方法が考えられます。仮に良性だった場合はしこりだけ取ればよいという事になりますが、悪性だった場合は大きく切除しなければすぐに再発あるいは全身に転移してしまいます。肺に転移を起こしやすいので手術前に念のため胸のレントゲン検査をして転移がないことを確認したほうがよいでしょう。
手術後については切除したしこりが良性だったか、悪性だったかにより変わってくると思います。切除範囲が大きいと傷口も大きくなるため、皮膚に張力がかかりやすくなり違和感を訴える患者さんもいます。ただし、傷口の快復と共に違和感は消えていきます。避妊手術を同時に受けた場合は、体内のホルモンバランスに変化が起きるため、代謝率が変わり体重が増す患者さんもいます。これは食事量のコントロールなどで対応します。
乳腺に限ったことではないですが、できてしまったしこりは出来るだけ小さいうちに取り除くのが負担も少なく済むと思います。かかりつけの先生とよく相談し、早めに対応してあげてください。
(現在のポイント:-pt)
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