対象:お金と資産の運用
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こんにちは。47歳の女性です。現在自分なりに資産運用をしていますが、なかなか利益がでません。アドバイスをお願いします。
定期貯金(地方銀行) 1650万円
定期貯金(ネット銀行)1000万円
ゆうちよ(定額)300万円
個人向け国債 2000万円
MMF 300万円
MRF 100万円
外貨MMF 15万円
金積み立て 1980グラム
投資信託(さわかみファンド)50万円
投資信託(低位株)300万円
日本株 500万円
あぐら共済牧場 50万円
以上ですが、新興国ファンドにも投資しようか考えています。日本株は現在かなり損をしていますが、長期投資で売却の予定はありません。お願いします。
くーかんさん ( 青森県 / 女性 / 47歳 )
回答:5件
資産全体をもう一度見直してはいかがでしょう。
はじめまして、FPの岩川と申します。
資産の大半が預金と国債であることから、お金の枚数は減りませんが、お金の価値は実質目減りになると考えられます。
お金は、将来の生活に「使用するために」貯蓄をしますが、
10年後に 1000万を「1000万+金利」に殖やすことが重要ではなく、
10年後も、今の1000万と「同じ買い物」ができる「価値」を持たせることです。
つまり、「購買力の維持」です。
まずは、資産全体を運用可能な期間に分けて考えることが基本です。
運用期間が決定すると最適な商品を選択できます。
全資産の中で、10年以上使わないお金がけっこうありませんか?
10年以上のお金は、物価上昇から守るためにポートフォリオ運用が最適です。
ポートフォリオ運用とは、株式資産や債券資産などを組み合せて運用することです。
具体的には、いくつかの投資信託をご自身の価値観や性格にあわせて組み合せ、その組み合せの配分によって、リスクをコントロールして資産を守る運用です。
資産形成の成果の約8割は、この資産配分によって決定します。
また、
・1年から2年で使用するお金は、流動性を重視した定期預金、MMF、MRF
・5年程度までに使用するお金は、債券(国債)、公社債ファンドなどが最適と言えるでしょう。
現在も、物価上昇は肌で感じると思います。
物価上昇は、時間をかけて株式の配当金や株価に反映されるような仕組なっています。
一度、資産全体の見直しをしたらいかがでしょうか
参考までにご覧ください。
40代後半からの資産形成
http://profile.allabout.co.jp/pf/iwakawa/column/detail/23456
ご質問がございましたら、気軽にお問い合わせください。
評価・お礼
くーかんさん
わかりやすいご回答ありがとうございました。実際、ほとんどが十年以上使わないお金であり、老後の蓄えとして増やしたいものです。やはりポートフォリオが必要だと思います。もう一度頭の中を整理して見たいと思います。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
ポートフォリオ全体をコントロールしたほうが
くーかん様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
現状で利回りが低いとすれば、それは利回りの期待できない商品への投資が多すぎるからと思います。したがって、改善方法は、しっかりとリスクを採った商品の割合を増やすことでしょう。
新興国ファンドへの投資は、ポートフォリオのバランスを崩すだけかもしれません。長期的な運用を目指すのであれば、無リスク資産は個人向け国債、緊急用の資金は銀行の預金と考えて、リスク性資産はバランス型ファンドへの投資を考えたほうがよいと思います。
ポートフォリオ全体でリスクを管理するように考えたほうがよいかもしれません。こちらに考え方を掲載しています。よろしければごらんください。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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株式投信で分散されては・・・
はじめまして、くーかんさん。
マネースミスの吉野です。
保有資産を拝見したところ、ローリーターン商品の割合が多いようですね。
しかし、日本株に500万円を投資されている割に投資信託への投資が少ないように思います。
出来るなら、ローリスク商品から投資信託へ投資先を変更されてはいかがでしょう。
新興国ファンドの投資を検討されているようですが、現在、サブプライムローン問題で大きく揺らいでいますが米国を投資対象にしたファンドや欧州のファンド、アジアやBRICs、VISTAと分散投資をされてはいかがでしょう。
また、定額貯金やMMF、MRFも海外へ投資した債券型投資信託へ移されたら良いと思います。
個人でお考えになられて、投資先を決められるのもコストが掛からないというメリットはあると思いますが、コストが掛かっても専門家に依頼されポートフォリオを組まれますとリターンが期待できる可能性は高いと思います。
一度ご相談されてはいかがでしょう。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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国内外の分散投資をお勧めします
くーかん様 初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
資産配分を国内の安全資産中心に運用されているご様子ですので、現況は期待リターンが低い配分になっていらっしゃいます。ここで、期待リターンを上げるために新興国ファンドを購入する前に資産配分を検討されるようお勧めします。
長期投資として、様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。現在のくーかん様の総額6865万円の資産配分は、定期預金2950万円(43%)、日本債券2400万円(35%)、日本株式850万円(12%)、外国債券15万円(0.2%)、金・ほか商品ファンド等650万円(9%)です。この資産配分は約1.6%程度の期待リターンですから、リターンを向上させるには資産配分の見直しをお勧めします。
現在、新興国ファンドの成績が良いのは事実ですが、ご承知と思いますが、将来も同じとは保証されていません。従いましてお手元の資金を国内外の債券や株式への分散投資をお勧めします。
私は、1.定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、2.日本債券(国債)、3.日本株式、4.外国債券、5.外国株式、5資産クラスへの投資配分をお勧めします。
通常資産配分ではくーかん様のリスク許容度に応じて配分します。例えば5資産均等配分は年間の運用実績が68%の確率で、マイナス4.5%〜11.5%に入る配分です(リターン3.5%、リスク8%)。
私のHPに資産配分シリーズとして資産配分検討表とともに、参考のため、皆様の年金を預かり運用している、年金積立金管理運用独立行政法人、年金基金連合会や企業年金連合会の資産配分、そして各資産クラス別の期待収益率を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
補足
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。市場全体のリターンからコストを引いたものが一般投資家のリターンになり、コストが低いほど得るものが大きくなります。私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。ご参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
なお、金融資産運用設計と基礎知識習得プラン(メール相談可)をメニューに加えています。宜しければメールにてお問合せください。
http://www.officemyfp.com/planprice.htm
評価・お礼
くーかんさん
ご回答ありがとうございました。大変わかりやすく参考になりました。やはり資産配分が重要ですね。色々考えて見たいと思います。
渡辺 博士
ファイナンシャルプランナー
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比較的安定志向ですか?
ファイナンシャルプランナーの渡辺博士です。
なかなか利益が出ませんと冒頭におっしゃってますが、どの位の利益をお考えなのでしょうか?
これらの資金量を考えると利益がでないわけありません。
もっと大きな利益を期待するなら、リスクを取らなければいけません。
当然リスクとリターンの関係はご存じですよね。リスクは損をすると言う意味ではありませんよ。
くーかんさんの考え方で日本株をお持ちとのことですが、長期投資の観点で売却の予定はないとのこと。これは大正解。今わざわざ損をしに行くのは、よほどのお金持ちか浪費家でしょう。
私の考えは、定期預金や個人向け国債などリスクが低い商品が多すぎるということ。
預貯金などは決済用なので生活費の3〜6ヶ月分あれば十分であり、それ以上はお金を寝かせているだけです。利益を取りたければすぐに止めましょう。
10年以上寝かせおく位なら変額年金保険がお勧めです。10年以上おいておけば事実上元本確保できた状態で、利益は投資信託を使ったも同然。こんないい商品はないですよ。
もっと短期なら養老保険も定期預金よりはいいはず。
しかし流動性もある程度ほしいというのであれば、MMFの有効利用をして下さい。預貯金よりはいいと思います。そして普通預金なみの流動性です。当初1ヶ月間は流動性がありませんが。
リスクを取ってやってみることができれば、やはりバランスファンドです。
長期的には今は結構下げてますのでいい利用法だと思います。
もっと利益を期待するなら、リスクを取る必要がありますが、ここで初めて新興国ファンドでしょう。
いずれにしても長期国際分散投資がキーワードですが、恐らく本当は理解されているのではないですか?ならば、預貯金重視は止めましょう。利益を大きく取るのは不可能ですから。
評価・お礼
くーかんさん
ご回答ありがとうございます。やはり、リスクをとっても利益を上げようかと思うようになりました。変額保険も以前から検討していたので、再考したいと思います。
(現在のポイント:-pt)
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