膀胱炎で抗生剤を無理に飲ませ食欲無くなる

この子の場合は、抗生物質を無理に飲ませようとして、食べなくなってしまったと言うことなので、精神的なものの可能性があると言うことですね。

こういうことは結構あることですが、なかなか難しい問題です。しかし体がどこも悪くないのなら様子を見ても徐々に元に戻るのではないかと思います。大抵の場合は普通良くなります。

しかしながら年取った子の多くの、このようなケースで実は他のところが悪いばかりに調子を悪くなる子がいます。そういう子は通常血液検査などで他の臓器が悪かったりしますのでそういったケースが心配です。

お宅の子は最近1ヶ月ぐらいの間に血液の健康診断をしてますか？もししていたら悪いところはありませんでしたか？確認してください。8歳を超える子は年2回ぐらいは検診が必要だと思います。

また今現在機敏性はありますか、ないようならやはりもう一度動物病院に相談した方が良いかもしれません。もし機敏性も良く、血液も異常がなければ少しの間1週間ぐらい食べてるなら様子を見てはどうでしょうか、それでもだめならやはりもう一度主治医で、健康診断してもらったらどうでしょうか。

確かにわれわれもあまり病院に通ってストレスにならないように薬にしますが、それがかえってこういうことを引き起こすことがありますが、原因はさまざまです。最近では2週間持続するセフェム系抗生物質も出ています。徐々にこういった子には治療が楽になってくると思います。

膀胱炎にも原因が幾つかあり、メス猫の場合には細菌性膀胱炎も少なくありません。細菌性膀胱炎の場合、再発を防ぐためにも抗生剤は2週間近く服用するほうがいいといわれています。最近、ファイザーという会社からセフェム系の持続型抗生剤が発売されました。これは一回の皮下投与で2週間血中濃度が持続するのが特徴です。抗生剤の服用が難しい、アビシニアン、ロシアンブルー、チンチラなどは、動物病院でこの注射を打ってもらってもいいかもしれません。

食欲不振、便が出ていない状態が長期間続いているので、早いうちに動物病院で診察を受け、まず今現在の状態を調べることをお勧めします。その際に今回の経緯を伝え、口の中に傷がないか、他に食欲不振を起す原因となる病気はないか等よく調べてもらってください。投薬が必要な場合は注射薬にするか、剤形を変えたり水に溶かしたり好物に包むなどしたらどうかなど投薬の仕方を獣医師と相談してください。そして一度獣医師や病院スタッフに薬の飲ませ方を見てもらいアドバイスをもらうとよいでしょう。