うつ病患者の意思はどこまで尊重？

心と体・医療健康心の病気・カウンセリング 2018/11/14 09:57

うつと睡眠障害、栄養失調など、おそらく自律神経全般を患って通院している娘のことで相談です。
うつ病の時は認知や思考力が低下してるから重大な決断をするなという一方で、意思を尊重してあげて…とも言われますが、思考力が低下しているのにどこまで尊重してあげるべきなのか対応に困っています。

現在大学4年、実家から離れ、通院しながら大学に行っています。
万が一単位が残ってしまった場合、休学か退学か留年通学を選択するわけですが、病状から一人暮らしは難しそうです。
先日も乗りなれたバスを乗り間違え、夜に知らない場所で迷子になりました。
迷子中にLineをくれたので、何とか励まし、目印を見つけ帰らせましたが、途中で意識が途切れそうになり慌てました。
近くに知り合いも友人もなく、認知力が低下した状態で、一人で暮らして通学は難しいと思います。
しかし本人が休学退学を望まないなら、尊重すべきなんでしょうか。
「休学すると戻る自信がない。もっと落ち込んで悪くなる」と言います。
休学できる期間は、一般的な大学より極端に短いのも休学をためらう一因です。

心療内科の先生、大学側は「よく相談して」としか仰いません。
すぐに駆け付けられる距離でもありません。
家族は私に任せきりで、積極的に娘を説得するとか、そういう人は一人もいません。
私は仕事もあり、下の子も受験もあり、病気の娘と遠方に住んで看病しながら暮らすというわけにもいきません。

尊重してあげたいけれど、できない環境。
きっと娘は「はい」というけれど、そもそもうつになったのも周囲の言うことを聞きすぎる・我慢しすぎるのが原因で、
こちらの言うとおりにさせるともっと悪化しそうです。

どう接して、どう尊重すべきなのでしょうか。

補足

2018/11/15 11:12

休学か退学か留年通学か、どれがいいかという相談ではなく、本人が「休学しない」と言っているので、分かりにくかったかもしれませんが、休学しない前提で、具体的なフォロー体制、どう接してフォローすべきかをアドバイスいただきたいのです。
上記にあるように、うつになった原因が自分の意思を押し殺した過程があるため、親が「休学しなさい」と言うことはできません。

grimmさん（東京都 / 女性 / 48歳）

回答：1件

専門家

吉田靖
心理カウンセラー・パソコン講師

うつ病と家族の関り

2018/11/14 11:38 詳細リンク

: (1.0)

うつ病等で娘さんが大変苦労されている状況、お察しいたします。
私自身も、うつ病を患い、家族との関わりで苦労しました。
今から思うと、本当に一番苦しんだのは３ヶ月間位だったと記憶しています。

まず、娘さんの状況を考えると、一時的に休学して体を休める事が大切かと思われます。
現在思考力も低下しているとの事なので、どうしても休養が必要だと思います。

うつ病は真面目な人や我慢強い人がなりやすいとも言われています。
だからこそ、今はできる事をやれるだけで良いと言う状況を作ってあげて欲しいと思います。
本人がそう気付ける事が一番なのですが、辛い時にはそんな事すら思えないのが現状だと思います。

私自身、父親から「気持ちの持ち方だ、誰だってそんな時はある」等と言われ本当にしんどい状態で、一人暮らしていましたので、一時期自分で言うのも変ですが、廃人になったかというところまで落ちていました。
人にも会う事が怖く、食事もとれず、外出さえままならなくなっていました。
しかし、母親がとにかく私の思いを聞いてくれ、私に意見を否定しなかった事で、楽になっていったように記憶しています。

本来は家族のみんなでやさしく見守ってあげられるのが一番です。
特別扱いは、必要はありませんが、変に励ます事は逆効果になってしまいます。
話を聞いてあげられる体制と、本当に困っている時には手を差し伸べられるようにする事が大切です。

本人が一番辛く、大学4年と言う事で焦燥感で押しつぶされそうな状況だと思います。
だからこそ、ここで休学して立て直す事が大切だと思います。
まずは身体的な症状を緩和し、精神的な面をカウンセリング等で徐々に解消していけるのが良いのではないかと思います。
娘さんが遠方に住んでおられるようなので、やはり休学し実家に戻ってもらってみるのが一番だと考えます。

どうしても心療内科等では、心理療法よりも薬物療法が中心となってしまっているのが現状だと思います。
だからこそ、一時期現状の苦しい状態から、リラックスできる状態を作る事が家族として必要だと考えます。
その為に、私はカウンセリングは非常に有効だと考えています。

私自身は、ボランティア活動で外国籍の子供と関わり、カウンセリングの学習を行う事で、自分自身セルフカウンセリングを行う事で改善していきました。

娘さんが、少しでも良くなるように私は願っています。
何か気になる事があればいつでもご質問ください。