対象:エクステリア・外構
回答:1件
久保田 優一
ガーデンデザイナー
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デッキ材のご紹介
ご相談読ませていただきました。 海の家でデッキ材。
たしかに木粉入りの人工木材のウッドデッキは確かに広いとコストがかかりますね。
表面は人工木でもよいと思いますが、束柱材や大引きなどはハードウッドがお勧めです。
人工木の場合はアルミ材での束や大引きにすることが多いですが、塩害で錆びる可能性が
高いので、人工木でされる場合もハードウッドがお勧めです。
材料で人工木以外に他にどのようなものがあるのか、ご紹介させて頂きます。
<ハードウッド>
イペ材 無塗装時の耐久年数約30年 コスト最高値
ビリアン 無塗装時の耐久年数約30年 コスト高値
イタウバ 無塗装時の耐久年数約25年 コスト中値
ケランジ 無塗装時の耐久年数約20年 コスト中値
セランガンバツ 無塗装時の耐久年数約15年 コスト中値
*塗装をすると、もっと長持ちします。
<ソフトウッド>*ソフトウッドは基本的に塗装してご使用ください。
ベルダデッキ 耐久年数約25年 コスト中値
サイプレス(オーストラリアヒノキ) 耐久年数約15年 コスト中値
レッドシダー 耐久年数約5~7年 コスト低値
日本ヒノキ 耐久年数約5~7年 コスト低値
SPF材 耐久年数3~4年 コスト最低値
と、まだまだありますが、代表的な所をご紹介させて頂きました。
耐久年数によって、お値段もずいぶん差があります。
ここまではウッドデッキ材のご紹介でしたが、すわり心地についての見解です。
やはり直接座ってもらうのでしたら、やはり御座やクッション材は欠かせないと思います。
どんな木材にしても、直接お客さんに座ってもらうには固いです。
住宅のフローリングを思い浮かべてもらって、あの程度の固さにはどうしてもなります。
ベルダデッキなどはハードウッドに比べれば、
やわらかいのですが、長時間くつろいで座れるほどではないと思います。
束柱や大引きなどの心材だけは、強固な材料を使っておいて、上は
コンパネ(コンポジットパネル)を貼って、御座などを引いてみてはいかがでしょうか?
(心材さえ腐っていなければ、下地はいい物で30年でも使えますので。)
コンパネは本来内装用下地合板なので、腐りやすいですがコストが非常に安いので
2~3年に1回貼り替えてもよいように思います。
御座もほぼ毎年取り換えは必要ですが。。。
初期投資で踏ん張って20年~30年での回収される方をお選びになられるか、
初期投資コストを抑えて事業をしながら得たもので修理をしつつ回収を考えられるか。
100平米ともなれば、メンテナスも大変ですよね。
もしも、相談者様にご予算に余裕があれば、私としては長持ちする方法をお勧めさせて頂きます。
ご参考になれば幸いです。
(現在のポイント:-pt)
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