対象:住宅設計・構造
回答:3件
その他の規制にも注意してください。
大阪で設計事務所をしています。
法的には木造でも耐火建築物であれば可能です。但しSE工法がそれに対応しているかは不明です。各種メーカーや団体が木造耐火建築物の認定を取得していますので、よく調べてください。
一般社団法人では、木住協が一時間耐火構造の認定を取得していたと思います。
コストの話しですが、依頼される業者さんがどれだけ木造及び耐火建築物に精通されているかで決まるかと思います。材料的に決して高価な材料で構成されている訳ではないのですが、経験の少ない業者さんですと、リスクを考えたり不安要素が見積もりを引き上げる可能性があります。それらの要素を排除すれば、狭小地の建物である事を考えれば、柱型の制約を受けない木造の方が有利かと思います。また、4階建てとなると前面道路が狭い敷地ですと道路斜線に邪魔されて思うように建てられない場合もありますので、購入される前に一度建築士にご相談されることをお勧めします。
回答専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
福味 健治が提供する商品・サービス
住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
木造耐火建築について
横浜の設計事務所です。
現在、防火地域での木造を設計しています。
防火地域での木造は延床面積が100平米以下なら準耐火構造(45分耐火)で良いのですが、それを超えると耐火構造(1時間耐火)になってかなりハードルが上がります。当然コストにも反映します。
木造は基本3階建てまでが限度です。現在ではそれより高い建築も可能にはなっていますが、特殊な構造になります。設計にも建築にもコストがかかり、一般的な建築向けとは言えません。
上記からコストを抑えたいから木造にするというのはこの場合あてはまりません。
むしろ鉄骨造や場合によってはコンクリートの壁式構造のほうが、一般的な分コストは選べるでしょう。
用途が自邸なのか商業目的なのかにもよりますが、収支バランスで支出を抑えたいのでしたら3階建ても視野に入れて計算する手もあるかと思います。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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富樫 孝幸
建築家
-
木造耐火&SE構法について
プラネット環境計画の富樫です。都内で建物をつくるには、いろいろ制約が多いですね。
都内でSE構法の建築を手掛けていますので、参考としてお聞きください。
SE構法についてですが、階数は地上3階まで。
また、防火地域内での建築の場合、ご存知のように耐火建築物となり、
一般的にはRC造やS造ですが、木造も耐火建築物が可能です。
SE構法で木造耐火建築の設計の事例がありますが、
コスト的にはS造にくらべ10%程度のコストダウンになります。
SE構法などの木造耐火建築をつくるメリットは、
・S造などのように柱が室内に出ない。
・木造ラーメン構造が可能
・木造なので狭小敷地や狭あい道路での施工がしやすい。
などがあります。
木造4階建ての場合、他の木造工法の選択になるかと思いますが
用途や条件によってはS造とコストが変わらない場合もあるかもしれません。
わかる範囲でお答えしました。
(現在のポイント:-pt)
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