ソファーにおしっこ。

ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。

子犬の問題行動の相談は、まず最初はトイレトレーニングから始まります。それを考えるとボーダーコリーの女の子はサークルの中のトイレででき、さらに、サークルから出してもトイレに戻って排泄をするのは、とてもうまく躾けていらっしゃると思います。

わざとソファーにおしっこをしているというのを治したいということですね。無視して片付けしていると、関心をかうために失敗をしている場合はいつかしなくなると思いますが、中にはなかなか止まらない場合もあります。

犬は飼い主さんが思っている以上に賢いので、黙って無視していても、片付けるときに気持ちがイライラしていたり、感情を無理に押さえているということが犬にわかってしまうだけで、無視していることにならなくなってしまっている場合があります。

私はこのような場合、ソファーで失敗をしたら、サークルの中に入れて、サークルの中のトイレで排泄をするまで外に出さないようにしておきます。トイレシーツ以外の所で失敗したら、部屋で自由にしていることができなくなると教えるようにしています。

また、トイレシーツの上で排泄をした場合は、声で褒めるだけでなく、ご褒美をあげたりして、行動を強化する（頻度を上げる）ようにした方が失敗が少なくなると思います。

ボーダーコリーは頭の良い犬なので、教えれば直ぐにできるようになります。しかし、その行動を繰り返しできるようになったり、定着し、習慣になるまでにはご褒美を与えたり、褒めたりして、行動を強化していく必要があります。

まだ、４ヶ月ですから、新しい場所に慣れて、トイレを覚えるまでには数ヶ月かかかります。正しければ褒めて、間違っていれば修正して、その行動に適切なフィードバックを与えることが必要だと思います。無視しているだけでは解決しない場合もあります。根気よく、叱らずに教えてあげてください。