対象:ペットの医療・健康
2週間ほど前からセキセイインコの調子が悪く評判のいい動物病院(鳥専門でない)に連れて行った所メガバクテリアと診断されました。飲み薬で治療していますが状態はどんどん悪くなってます。薬はファンギゾンと言うメガバクの薬と胃を改善する薬と抗生物質を1日2回です。温度も28から32度に保ってますがここ2、3日は餌をほとんど食べていません。やはり注射が必要でしょうか?今の病院では注射はやっていないです。注射は即効性があると聞くのですが。ただ鳥専門の病院は隣の県で片道2時間はかかります。餌を食べていない弱ってる状態で体力が心配です。頭を掻いたり羽を伸ばす仕草はありますがほぼヒーターの前で寝てばかりいます。宜しくお願いします。
キナさん ( 山形県 / 男性 / 30歳 )
回答:1件
Re:セキセイインコの注射について
メガバクテリア症は鳥類の胃に常在する真菌の増殖により、様々な体調不良を起こす疾患です。バクテリア(=細菌)との混同を避けるために、現在ではAGY症(Avian Gastric Yest=鳥の胃の酵母)と呼ぶことが多くなってきています。
真菌はいわゆる細菌とは構造が異なり、哺乳類を含む多核細胞生物の細胞と似ています。そのため、菌とはいえ基本的には抗菌剤(抗生物質)が効かないので、真菌の病気には真菌用の薬剤が必要になります。しかしAGYの場合、薬剤耐性の真菌であることも多く、一般的な抗真菌薬による治療に反応しないケースがみられることです。また、胃障害の存在により消化吸収不良を起こしていることも薬が効きにくい原因のひとつかもしれません。
AGYが真菌である根拠のひとつにファンギゾンによる治療が成功したという事実があり、難治性を示すAGYの場合ファンギゾンを使用することが多いです。ファンギゾンによる治療のメリットは食欲不振や嘔吐を示す鳥にも確実に薬が使用できることですが、ファンギゾンを使用したからといって、必ず治るわけではありません。しかし、現在の状態を伺う限り、次に使用する薬剤として良いと思います。
早期の治療に反応しない限り、セキセイインコのAGYは予後がよくありません。治療の変更を検討する場合は、早期に切り替えることも必要だと思います。ファンギゾンに関しては動物病院であれば、購入できるはずなので、普段かかっている先生とよく相談されることをまずはお勧めいたします。
既にお調べになっていて、ご存じのことも多かったとは思いますが、参考になれば幸いです。
評価・お礼
キナさん
2015/03/16 10:12ご返答ありがとうございます。今鳥専門病院で入院治療中です。しつこいタイプのメガバクテリアでしたので迷いましたが注射での治療をきめました。医療が進んでメガバクテリアの根絶を願ってます。ありがとうございました。
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