対象:住宅設計・構造
現在、新築工事が始まったところです。
先日、地縄立ち会いを行い現場監督さんから設定GL+450ですと
言われたのですが…そもそも設定GLの意味も理解出来てなかったので
教えて下さい。
平均GL+380で残土の関係でそこから+70して設定GL+450になると
言われました。平均GLと設定GLに差があって良いのでしょうか?
建築物とその周りの地面とに70の差が出来てしまうと言う事ですよね?
宜しくお願い致します。
補足
2015/01/05 19:56設定GLは設計GLの間違えです。すみません。
前の道路のマンホールを±0としています。
taiyakisanさん ( 神奈川県 / 女性 / 38歳 )
回答:4件
地盤の高さ設定
はじめまして
敷地地盤は周辺より下げることはまずありませんので、周囲の道路やマンホールなど高さの基準点を決め、そこから仕上がり地盤の高さや1階の床高さを決めたり致します。
おそらく現場監督さんは、高さの基準点を「設定GL±0」とし地盤の仕上がりをそこから45センチの高さに設定され、現状の地盤高さが平均38センチなので地業工事で出る残土を7センチ増して仕上げるという意味合いで仰っているような気が致します。
敷地形状が勾配のある土地だったりすると基礎高さと地盤間で、場所によって差が生じますが、平坦な土地であれば上記のような意味合いだと思います。
施主様は知らないことがあって当然ですので、今後の工事においても色々聞きたくなることが出てまいります。
今後のコミュニケーションが上手くいくように、最初の質問として監督さんに聞きなおしては如何でしょうか(^^)
ご参考になれば幸いです。
やすらぎ介護福祉設計 斉藤
評価・お礼

taiyakisanさん
2015/01/08 10:16ありがとうございます。
+70盛り土をすることにより残土を出さないと言うことなのですね。
建築物とその周りは+450で庭は平均+380になると言う事でしょうか…
敷地全体が+450になる訳ではないと言われたので…
斉藤 進一
2015/01/08 12:38ご評価ありがとうございます。
+70の盛り土は建築物沈下の原因として心配になりがちですが、実際の基礎底盤の深さ(根入れ深さ)は現状の+380より低くなると思います。
残土処分をせず、敷地内に整地する場合は均等に均すのが一般的だと思います。残土量が少ないのであれば均等に均せば+70以下で収まるはずですし、建物部分だけかさ上げするのは変ですよね。その場合は基礎の立ち上がりを高くするのが構造上も安心ですので。
地盤調査もされていると思いますが、地盤改良や杭工事があるなら別ですが。。
ちなみにフラット35仕様の場合は、周囲地面からベタ基礎上端まで400mm以上とする決まりがあるくらいですので、建物周囲の地盤を上げると仕上げの犬走りコンクリートでより高さが増すので、庭と敷地内で段差をつけるのは前面道路が勾配地の敷地のケースだと思います。
また、前面道路と敷地内の高低差がありすぎると、他の先生も仰るように入り口の勾配がきつくなってしまったり、土留め処理が必要になったりしますので、設計GL+200~300程度が一般的だと思います。
しかし、千葉や神奈川など坂道が多く土地の高低差がある場所は、接道の高い場所を基準にしますので敷地内のレベルは高めの住宅が多いですね。
ご参考になれば幸いです。
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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十文字 洋一
建築家
2
設計GLと平均GLについて
GLとは、建築物の高さを決める為に基準となる点です。
どこを基準にするかは設計者によります。
敷地境界杭の天面、道路最隆起部などなど
その基準点に対し床面が+800等という風に表現されます。
「設定ではなく設計」ではないでしょうか。
設計GLとは、設計時点でのGL(基準点)自体を指していると思います。
その他に、平均GLという法的な地盤面があります。
建物周囲の地面高さを平均して割り出したもので、法的「建築基準法による」
建物の高さはこれで決定します。
施工図は設計GL、法的図面は平均GL、計画設計図は両方を使います。
平均GLは目に見えない法的地盤面と言うことです。
確認申請の図面には、線が記載されていると思います。
評価・お礼

taiyakisanさん
2015/01/05 21:05ご回答ありがとうございます。
設定ではなく設計の間違えです。すみません。残土の関係で設計GLが平均GLより+70になっていると言うことですよね。
建築物以外の場所は、平均GLの高さになると言うことなのでしょうか…

十文字 洋一
2015/01/07 23:20ご評価ありがとうございます。
おそらく、基礎が接している部分がすべて水平ではないのだと思います。
一般の方にはなかなかわかりずらいと思いますので、設計担当者にわかりやすく説明を
するようお願いしてください。

柏倉 智弘
工務店
4
おそらく、ですが。
監督さんのおっしゃる「平均GL(グランドライン)」とは、更地の状態での高さで、「設定GL」は、基礎や建物ができあがった後の敷地地盤面の高さを言っていると思われます。
どこを基準にした高さ(450mm)なのかは、確認してみてください。
敷地内の固定物(下水マス)や道路側溝などが多いです。
ですから、基礎工事時に出てくる掘削残土を場内処理(70mm盛り土)しますよとおっしゃっているのでは。
道路と建物が接近している場合、設定GL(設計GL)を上げすぎるとポーチ階段やアプローチ、駐車場の土間勾配を急にせざるを得なくなったりしますのでご確認ください。
高さ設定をするに当たっては、外構の計画もある程度行っておいたほうがよいです。
評価・お礼

taiyakisanさん
2015/01/05 20:47ご回答ありがとうございます。
残土を場内処理する為の70mm盛り土するって事だと思います。それは一般的なのでしょうか…お隣さんも新築工事中で、現場監督さにお隣さんよりも高さが高い家になりますと言われました。こちらとしては同じ位の高さの方が良い気がしてしまいます。

柏倉 智弘
2015/01/06 17:12評価ありがとうございます。
よくやることではあります。お隣よりも低くしないでほしいというのはよく言われるご要望ですし。
場外処分する残土が多ければその分費用もかかります。
家が建ってから庭を考える際、客土といって庭用の土を入れればその分庭の地面が上がりますから幾分低めでも良いと思います。家の耐久性を考えると、廻りの土よりも基礎の内部が低くなってしまうと湿気を呼び込みやすくなることもありますので。
設計GLを変更するのであれば、基礎工事着手前でないといけませんので監督さん及び設計者とよく打合せなさってください。
(現在のポイント:-pt)
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