対象:住宅設計・構造
地盤の高さ設定
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はじめまして
敷地地盤は周辺より下げることはまずありませんので、周囲の道路やマンホールなど高さの基準点を決め、そこから仕上がり地盤の高さや1階の床高さを決めたり致します。
おそらく現場監督さんは、高さの基準点を「設定GL±0」とし地盤の仕上がりをそこから45センチの高さに設定され、現状の地盤高さが平均38センチなので地業工事で出る残土を7センチ増して仕上げるという意味合いで仰っているような気が致します。
敷地形状が勾配のある土地だったりすると基礎高さと地盤間で、場所によって差が生じますが、平坦な土地であれば上記のような意味合いだと思います。
施主様は知らないことがあって当然ですので、今後の工事においても色々聞きたくなることが出てまいります。
今後のコミュニケーションが上手くいくように、最初の質問として監督さんに聞きなおしては如何でしょうか(^^)
ご参考になれば幸いです。
やすらぎ介護福祉設計 斉藤
評価・お礼
taiyakisan さん
2015/01/08 10:16
ありがとうございます。
+70盛り土をすることにより残土を出さないと言うことなのですね。
建築物とその周りは+450で庭は平均+380になると言う事でしょうか…
敷地全体が+450になる訳ではないと言われたので…
斉藤 進一
2015/01/08 12:38
ご評価ありがとうございます。
+70の盛り土は建築物沈下の原因として心配になりがちですが、実際の基礎底盤の深さ(根入れ深さ)は現状の+380より低くなると思います。
残土処分をせず、敷地内に整地する場合は均等に均すのが一般的だと思います。残土量が少ないのであれば均等に均せば+70以下で収まるはずですし、建物部分だけかさ上げするのは変ですよね。その場合は基礎の立ち上がりを高くするのが構造上も安心ですので。
地盤調査もされていると思いますが、地盤改良や杭工事があるなら別ですが。。
ちなみにフラット35仕様の場合は、周囲地面からベタ基礎上端まで400mm以上とする決まりがあるくらいですので、建物周囲の地盤を上げると仕上げの犬走りコンクリートでより高さが増すので、庭と敷地内で段差をつけるのは前面道路が勾配地の敷地のケースだと思います。
また、前面道路と敷地内の高低差がありすぎると、他の先生も仰るように入り口の勾配がきつくなってしまったり、土留め処理が必要になったりしますので、設計GL+200~300程度が一般的だと思います。
しかし、千葉や神奈川など坂道が多く土地の高低差がある場所は、接道の高い場所を基準にしますので敷地内のレベルは高めの住宅が多いですね。
ご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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