対象:リフォーム・増改築
回答:3件
耐震リフォームは慎重に
耐震リフォームは、しっかりした計算と施工方法を採用しないと、せっかくのリフォームも結果として意味の無いことになりますのでご注意ください。
耐震リフォームの前に現在の耐震性能を確認するために「一般診断」と「精密診断」の2通りの方法がありますが、通常は「一般診断」でいいと思います。
民家の場合は伝統的構法で建てられていると思いますので「方法2」の診断になります。
なお、耐震診断の計算方法は、講習会で学んだという証明書が発行されていますので、それを確認してください。
その方法での一般診断を行い総合評点という数値を確認します。その数値が1.0以上になるような耐震リフォームを行うことが大切ですので、ただ単に壁を増やしただけのようなリフォームでは意味がありません。リフォームされるのでしたらその計算を出しているはずですので、施工会社からしっかりと説明を聞かれることが必要です。
耐震性する目的のひとつに柱が基礎から抜けないようにすることがありますので、そのために鉄筋をしっかりと入れた基礎を作って土台や柱を金物で基礎から抜けないような方法で施工されることが必要です。
ジャッキアップはしっかりした施工会社ならそれほど心配は要りませんが、民家の改修を手がけることの多い会社を選ばれるほうが安心ですので、依頼する前にその辺を確認されたほうがいいのではないでしょうか。
回答専門家

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納得のいく説明を受けてください。
木造住宅の耐震設計の考え方が1995年(平成7年)の兵庫県南部地震
(阪神淡路大震災)以降変わりました。簡単に言うと基礎から柱が外れ
る現象です。それを防ぐ為に柱と基礎を金物で緊結するのです。現在の
住宅の仕様では柱の浮き上がりの力に応じて金物が設置されています。
耐震リフォームを考える場合、現在の建築基準法の基準に合わせた家に
するのか或いは従前の基準の家全体の耐力壁(筋交い等)の設置基準で
済ませるのかによって変わってきます。家の現状を踏まえた場合に従前
の基準でも倒壊が免れる事ができると判断した時には、その方が経済的
負担が少なくて済むという事です。
現在の基準に合わせようと考えるのであれば基礎を造る事は必須条件で
す。日本には昔から曳家という家を移動する技術が有り現在でも行われ
ています。ジャッキアップの不安はあると思いますが、その不安は新し
く家を造る時と同じ技術的な不安だと思います。
束を固めると言う仕様が良く判りませんので耐震リフォーム後の構造耐
力がどのような数値になるのか両方の仕様を良く説明を受ける事が大事
だと思います。
回答専門家

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山本 武司
リフォームコーディネーター
-
古民家の耐震リフォーム!
古民家の耐震リフォームですが、
関西では大きな地震がありその現場を
多く見てまわると、そのほとんどが、
柱と基礎がはずれ倒壊している様を見受けることが
ありました。
「しもちゃん」さんもご検討のように2つの工法で、
費用を含めメリットとデメリットが
浮かび上がることと思います。
そこの部分で充分納得の行く話し合いが重要です。
基本的に柱と基礎を接合して「はずれ」をなくす
ためのものです。
何れも、業者の経験と技術、
施工実績などご確認ください。
評価・お礼

しもちゃんさん
大変参考になりました。ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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