対象:遺産相続
お世話になります。
母が亡くなり(父は他界)遺産分割をすることになりました。
相続人は子供2人(A・B)で、相続は土地家屋です。
状況は下記と通りとなります。
1.土地は被相続人(母親)名義
2.家屋の建築費2000万を被相続人と相続人Aが1000万づつ負担し
建てており共同名義です。
3.Aのみが居住し母親はBと同居していました。
4.現在の家屋の固定資産評価額500万で、土地は時価1900万、路線価1500万、
固定資産評価額1400万です。
Bとしては土地の平均額1600万の1/2の800万を支払って貰い家屋権利分は
Aへ譲ると考えています。
Aは「母は、後々に譲ると言ったからローンを組んだ」と主張しています。
遺言書はありません。
Aは代償分を借金して払うことになるので、Bも気が引けるのですが
自分の生活を考えると譲ることも出来ず悩んでおります。
家屋の評価額が500万に下がっているためAは500万払い損になるのか?
また現在居住している事などをどう考慮したらよいのでしょうか?
法的権利からすれば1/2づつだと思いますが、不平等感無く分けるにはどう金額の折り合いを付ければ良いのでしょうか?
一般的や調停・審判で認められる金額の算出方法をご教授ください
spec-holderさん ( 長野県 / 女性 / 43歳 )
回答:1件

藤本 厚二
ファイナンシャルプランナー
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不動産に代わる代償金等
初めまして。
ご質問の内容のうち
1)家屋の評価額については、課税の為の算出価額であるため、実際の取引額とは異なります。そ のため、購入した時の価額の半分ではありますが、家屋の価値が下がったもので はありません。現実に売買が行われる際には、もっと別の金額になると思います。もち ろん必ずしも”高い”とは限りません。ですから、ローン残高がまだあるため、払い損 と考えているようですが、必ずしもそうではありません。
2)遺産分割にあたっては、
土地の評価は、路線価によります。(1500万円)
建物の評価は、固定資産税評価額になります。(500万円)
建物については、お母さんとAさんの共同名義のため、相続のための遺産額は2分の一
である250万円となります。
法的には、1500万円+250万円=1750万円を2等分しますので、850万円が一人分の遺産 分割金額となります。
3)よって、Bさんが考えている800万円ぐらいにもう少し上乗せすることで、法的な分配は 済むことになります。現実には、Aさんが借り入れをして資金を工面しなければならな いため、少々気が引けるかと思います。
4)お二人しかいない肉親であり、ご兄弟ですので、腹を割ってじっくり話し合いをするよ うにしてください。お葬式代や後片付け代等もろもろの諸経費が発生したと思いますが 、後々の供養代金等も発生しますので、しっかりと整理する必要があります。
また、Aさんは相続による取得として建物名義を変更することが必要です。
そのためにも、遺産分割協議書を作成してください。
評価・お礼

spec-holderさん
2013/12/03 19:31質問した私はBの立場です。
やはり自分の考える金額が妥当なのだと安心しました。
法的な配分の権利を当然のように主張するつもりはないのですが、
Aに対しては「法律はこう解釈する」「Bには守られる権利がある」と
いう事を分かってもらったうえで話し合いを進められたらと思います。
しかし、自分の権利を主張し円満な解決は難しいのかと。。。
相手の負担と自分の生活を踏まえて考るのですが、
上手くバランスが取れません。
まずはトコトン話し合うことから始めたいと想います。
ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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