一人遊びができない6か月の子犬について
2013/11/19 16:02生後6か月半のビーグル(オス)を飼っています。約2カ月の頃に我が家に来て、1週間ほど前に去勢手術を行ったところです。
家族構成は、私・父・母・祖母で、普段の面倒は母が主に見ています。
一人で遊ぶ事ができず常に動き回るため、以下の事に悩んでいます。
1.家族の誰かが動くとついて歩く ⇒部屋を出る際に「マテ」と言うが、数秒しか保たず戸を開けて出て来る
2.遊んで欲しい時に人の洋服を噛んで強く引っ張る ⇒「ダメ」と言って部屋を出てしばらくしてから戻るが、すぐにまた噛んでくる(こない時もある)
3.かまってあげないと、気を引くために手当たり次第に物を咥えて逃げる ⇒以前は追いかけて無理やり取り上げていたが、遊びと勘違いしたり威嚇して噛みつく事があったので、フードと交換するようにした
4.上記3の際にタイミング良く「ダメ」と言うと止めるが、すぐに他の物を探す。また、噛む物が無いとピーピーと半分パニックの様に探し回る ⇒とにかく「ダメ」のコマンドで対処しているが、いたちごっこの状態
5.眠くない時にクレートに入れると暴れ、永遠と吠え続ける ⇒クレートトレーニングで眠い時は自らクレートに入る様になったが、眠くない時は2時間経っても止まない(祖母が眠れなくなってしまうので、いつまでも吠えさせられない)
服を噛んだり、ハウスに入っていられないのは飼い始めた当初からです。
また、入院していた祖母の退院を機に(リハビリを兼ねて)飼い始めたのですが、寝ている時間の多い祖母に気を遣ってあまり吠えさせない様にと犬の注意をこちらに向けさせたり、何でも「ダメ」と言って犬を見張るために常に注目する様になっていたので、それも原因かと反省しています。
地元のトレーナーさんに相談した際は、「仰向けにする」「マズルトレーニングする」「暴れているうちは絶対に離さない(噛むなら皮手袋で)」と言われました。
自分でも試した時期があるのですが、今まで以上に狂暴化し本気で手を噛んでくる様になった方法でした。
上記の問題点について何か良いアドバイスはないでしょうか?
散歩は雨の日以外、1日3回、各30分~1時間しています。
元気いっぱいで外でも人間大好きっ子なので、長所はもっと伸ばしてあげたいのですが、今は家族全員疲れきっている状態です。
よろしくお願い致します。
ここあパンさん ( 新潟県 / 女性 / 36歳 )
回答:2件
毎日コツコツと。
はじめまして、安藤です。
困る行動は運動不足が原因ということは多いのですが、雨の日以外は1日3回、30分~1時間のお散歩はがんばっておられると思います。
ですから、書いていただいている困っている行動は、いろいろなアピールが通じてしまった結果だと感じます。ワンちゃんからすると、「これをしたら、反応してくれた」ということですね。
1、マテ、と言っても結局ついてきているのであれば、言うことを聞かなくてもいいことを教えてしまいます。家の中にいる時でも、リードをつけて、どこかにつないでしまいましょう。ついて来れないことで吠えるかもしれませんが、無視してください。
2、サークルに入れるか、リードをどこかへつないでしまいましょう。あるいは、ダメと言って出て行くのは有効ですが、戻ってきて、また噛んで来たら出て行くことを、ワンちゃんが咬まなくなるまで繰り返してください。
3、取られても取り返さなくていいものを置いておきましょう。咥えて逃げても、気にしないことです。フードとの交換は、「出しなさい」「返しなさい」を教えていますが、かまってくれることも教えていますよ。
4、ダメのコマンドは「他のものを探しなさい」というような合図になっているようです。だけど、そのかむものがないから、パニックになっています。そのパニックになっているのを気にしないで見ておきましょう。
パニック状態になったら、いろいろ対応してあげていると思いますので、パニックになれば、助けてくれると感じているはずです。
5、クレートの練習は、短時間の練習をしてあげましょう。咬むおやつやおもちゃをクレートに入れて10分ほどしたら、出してあげます。少しずつ時間を伸ばして行きましょう。眠たくなったら中で寝ているのであれば、ハウスが嫌いなわけではありません。暴れたら、出してくれる。吠えたら、出してくれるということを学習してしまっているのです。
短時間入れることを根気強く続けていきましょう。
もうひとつは、ワンちゃんが振り回されていることになっているので、ワンちゃんが落ち着いている時に、抱っこしてあげてください。ただ、暴れても離さない事。
地元のトレーナーさんに教えていただいているのがどういうものか分かりませんが、興奮している時に、捕まえて離さないというのは、リスクがあります。
落ち着いてる時に、抱っこしてあげ、離してほしがっても犬を抱きしめるようにギュッと強く抱きましょう。暴れているのがおさまったら少しずつ力を緩めていきます。目を閉じてしまうまで出来るといいですね。
仰向けにするのは、良くないですよ。遊びの延長レベルであればいいのですが。
補足
人間のほうが立場が上だ!!ということを教えようとはしないでいいですよ。
わんちゃんがしてほしがっていることを予測して、そうならないような行動を取ってみてください。
おうちに来て4ヶ月。この4ヶ月で、ついた習慣はすぐには治りませんから、毎日コツコツとがんばっていきましょう。
評価・お礼
ここあパンさん
2013/11/21 14:22早速のお返事ありがとうございます。
確かに、今抱えている問題はどれも愛犬のアピールが通じてきた事が原因だと深く反省しています。
まさにその言葉に尽きますよね。
何かを噛もうとした愛犬を、噛ませない様にそばについて相手してあげたり、そういう対応が逆に愛犬の思う通りになっていたのですね。
それに、先代犬(ビーグル・オス)が特に困った行動がなかったため「少しすれば落ち着くだろう」と心のどこかで甘く見ていた部分もあり、その結果、躾そのものも中途半端になっていたと思います。
それから、地元のトレーナーさん(1回でやめました)や本・ネットで、口を揃えた様に「犬のリーダーになれ」「主従関係が一番大事」など言われていたので、『人間のほうが立場が上だということを教えようとはしないでいい』という言葉に気持ち的にずいぶん楽になりました。
問題行動を何とかしなくてはと厳しくすればする程、こちらが上だと分からせようとすればする程、余計に反抗的になってきた様な気がしていたのです。
これからは、教えて頂いた方法を参考に改めて躾方法を見直し、焦らず、愛犬の言いなりにならない様に注意しながら頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 安藤 智洋
- (奈良県 / しつけインストラクター)
- 出張トレーニング トイ・トイ・トイ 代表
犬の性格を配慮したトレーニングを犬好きトレーナーが指導します
飼い主様からいろいろお話を聞かせて頂きそのお宅のワンちゃんを知ります。一緒に練習をしていき、ワンちゃんが変わっていくたびに飼い主様の笑顔が増えることがうれしいです。愛犬に困らされて険しい顔をしているよりもいつも笑顔でいれたらいいですね。
小川 亜紀子
しつけインストラクター
-
ご質問について
初めまして、ドッグシグナルの小川と申します。
生後6カ月のビーグルちゃんなら、元気いっぱいですよね。
一人遊びが出来ないということですが、何も教えていないフレンドリーな子犬が飼い主さんに寄ってこないで自分だけで遊ぶというのはなかなかありません。
今は「ダメ」というコマンドで教えているということですが、それで改善していないということは「ダメ」の意味がきちんと伝わっていないのでしょう。
犬のしつけの基本は「良い行動をしたときに犬にとって良いこと(=ご褒美、褒め言葉など)を与え、いけない行動したときに犬にとって良くないこと(=おもちゃを片づけられる、ケージに戻される、飼い主がいなくなるなど)を与える」ことです。
「ダメ」という言葉を言うだけでは、ビーグルちゃんにとっては「良くないこと」とは感じていないのだと思います。
なので、しつこく洋服を噛んだり、いけないものをかじったりしたら、ケージ(クレート)に戻してしまうのが一般的で簡単な方法です。
この場合怒りながら入れたり無理に押し込んだりせず、おやつを使って良いので自発的にハウスに入るようにさせてください。
※怒ったりすると逆に興奮して攻撃的になったり、ケージ(クレート)に素直に入らなくなってしまう恐れがあるので。
決して「仰向けにする」「マズルトレーニングする」「暴れているうちは絶対に離さない」というようなことはしないでください。
おっしゃるように攻撃的にしてしまうだけなので。
もしケージ(クレート)に入れてクンクン、ワンワン騒ぐようなら放っておいてください。
そして、少しでも落ち着いたら褒めて出してあげるようにしてください。
※クレートを使用の場合は、バスタオルなどでカバーをすると早く落ち着きます。
「吠えて騒いでいたら出られない、静かにしていたら出られる」と教えれば、ケージに戻しても騒がなくなります。
今は騒げば出してもらえる、構ってもらえると誤解しているのでしょう。
今はまだ大人しくなってケージ(クレート)から出しても、またじゃれてきたり何か噛んだりすると思います。
なので、コングやビジーバディなどおやつを入れられるおもちゃを与えてください。
※中に入れるおやつはドライフードなど乾燥したものではなく、ペースト状の物を使うと長く噛んでくれます。
そして、コングなどを噛んでいたらよ~く褒めて構ってください。
そうすれば、「コングを噛めば良いことがある、それ以外を噛むと良いことがない(ケージに入れられる)」と学習し、噛んではいけない物を噛むことはなくなります。
書いていただいた1~5については
1:単に「マテ」のコマンドがきちんと分かっていない。
2:部屋を出るという行為が罰であるということがいまいちビーグルちゃんに伝わっていない。
3:気を引くためにくわえてくる物を極力片づけてしまう。くわえた物を回収する方法はおやつと交換で良いです。
4:噛んで良い物を与える
5:クレートトレーニングが適切に出来ていないだけ。適切に教え直せばクレートで静かに待機できるようになります。
※クレートトレーニングの説明については文字数に制限があるので割愛いたします。過去のQ&A等を参考にしてください。
多くの飼い主さんがいけない行動を叱ることばかり考えてしまうのですが、良い行動を促してその行動を褒めることが大切です。
犬のしつけのコツは褒めゴロシです!
良い行動に目を向けて、どれだけ褒めてあげられるかが成功のカギです(^-^)
文章だけの説明なのでうまく実践出来ないかもしれませんが、がんばってトライしてみてください。
ただ上記を参考にしばらくトライしても改善しない、もしくは悪化するようにでしたら直接専門家の方にみてもらってください。
その場合は、難しいかもしれませんができれば陽性強化の方法を取っている専門家をさがしてください。
評価・お礼
ここあパンさん
2013/11/21 14:56早速のお返事ありがとうございます。
テレビやネットなどで見る飼い犬が、飼い主さんのそばで大人しくしていたり、ハウスの中で一人遊びしていたので「何でうちの子は出来ないんだろう」と思ったのですが、年齢や飼い主さんの教え方次第なんですね。
いけない行動をした時に「ダメ」と言っても全く止めないのは、それが愛犬にとって「良くないこと」になっていない、伝わっていない。納得です!
確かに「ダメ」と言われても、愛犬にとっては痛くも痒くもないですもんね。
クレートに戻すことの大切さが改めて分かりました。
実は、以前洋服を噛んだりした時に、本を参考にクレートに(無理やりですが)戻していたのですが、即効性がなく、あまりにも激吠えするために止めてしまったんです。
「ダメ」と言って、止めたらオヤツを与える方法で良いか・・・と。
そうしたら、オヤツ欲しさに噛んでくる様になってしまって。
でも、これからはクレートトレーニングの強化も図りながら、「噛んだらハウス!」を徹底していきたいと思います。
『犬のしつけのコツは褒めゴロシ!』の言葉に思わず笑ってしまったのですが(スミマセン)、今まで叱ることばかりで誉めることが少なかったので反省しています。
悪い行動ばかりで誉めるところがない・・・と思っていたのですが、それは飼い主側が上手に促してあげることが出来ていなかったんですね。
これからは、叱るより誉めることに重点を置いて、頑張ってみようと思います。
ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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