唸って本気噛みする1歳のトイプードル
2012/06/01 04:58生後11ヶ月オスのトイプードルの本気噛みに悩んでいます。
最初に本気噛みしたのは生後8ヶ月あたりで、去勢手術をしたすぐ後でした。
手術後、家に戻ってからは私や夫が側を歩くだけで唸り牙をむく状態でした。
それでも夫が、傷口をなめないように首を固定するギプスを取ろうと抱き上げた瞬間、ものすごい勢いで「ギャンギャンギャン!!」と歯を剥き出して吠えながら夫の手に噛み付きました。
夫の手は血まみれでした。
こんな状態になったのは初めてだったので、最初は病院で何か嫌な思いをして人間不信になったのかと心配しました。
二度目に噛んだのは数ヶ月前で、夫が昼寝をしているとき、何気なく側で寝ている犬を触ったら、唸りながら手に噛み付いてきたそうです。
手には穴があき、少し出血していました。
そして昨日、今度は私が噛まれました。
ソファで座っていた私の膝の上に乗っていたので、背中をなでていたところ、突然「ウ~ウ~」と小さく唸り出し、「ウワン!!」と唸りながら指に噛み付いてきました。
このときは少し皮がめくれた程度で血は出ませんでした。
そこで、以前しつけの本で読んだ通り、すぐにマズルを掴んで床に押さえつけ、大きな声で「ダメ!!」と言って顔を近づけました。
しばらくして手を緩めた瞬間「ギャンギャン!!!」と唸り吠えながら飛びつき唇を噛みました。
上唇の表と裏にえぐれたような傷ができ出血が酷く、私も驚いて犬を放し、すぐにバスルームに駆け込み止血しましたが、ビックリしたのと「しつけに失敗してしまったのだ」という思いで涙が出てきて泣いてしまったら、犬はその後しばらく部屋の隅に座って怯えた様子で震えていました。
その晩も、就寝時間なので犬の持っていた骨のおやつを取ってハウスさせようとしたら、私の目を見て唸ってきました・・・
普段は少しシャイですが散歩が大好きで利口な良い子です。
叱るとお腹を見せることもあります。
皆からもかわいがられて、おとなしい子ですが他の犬とも仲良くできるし、あまり吠えたりもしません。
トリマーさんにも、とても良い子でやりやすいと誉められます。
もう子犬ではないので手遅れなのでしょうか?
飼い主である私たち夫婦のしつけが悪かったせいで可哀想です。
このままでは犬も幸せそうではなく、どうにか良い信頼関係を築いていきたいです。
何かアドバイスを頂ければ助かります。
レモンティーさん ( 東京都 / 女性 / 29歳 )
回答:2件
唸って本気噛みする1歳のトイ・プードル
まず始めに、努力と根気さえあれば、何歳からでもしつけはできます。
しかし、本気噛みの場合、ワンちゃんの性格や状況に合わせた方法を取ることが重要です。
ワンちゃんの正確な性格などが分からないここでのアドバイスには限度がありますので、
基本の所だけお話したいと思います。
文章からの印象では、ワンちゃんがリーダーになってしまった事に原因があるように思います。
普段のワンちゃんに対する接し方がワンちゃんにかなり気を使う接し方だったか、もしくは、
かなり甘やかした接し方だったかで、ワンちゃんがリーダーと勘違いしてしまったのかもしれません。
でも、性格はそれほど強いタイプではないようですので、自分からリーダーになったと言うよりも
飼い主様の「態度」がワンちゃんをリーダーに押し上げた、と言う形になると思います。
リーダーと言う立場はかなりストレスの掛かる立場です。
気の弱いワンちゃんがリーダーになると、情緒不安定になることが多々あります。
家の外ではおりこうさんのようですから、その姿が本来の姿と言っても良いと思います。
リーダーから解放してあげるには、ワンちゃんに対する接し方、「態度」から変える必要があります。
ワンちゃんには気を使わず、人間中心の生活を心掛けること。
「オスワリ」などの命令には必ず従わせ、一旦命令を出したら責任を持って命令に従うまで
終わらないこと。
「今日は言う事きかないなぁ~、ハッハッハッ」や「やりたくないのかな?」ではダメです。
やらないからと言って叱る必要はありませんが、途中で止めてはいけません。
以上が基本の所で、あとはワンちゃんの性格や状況で付け足す方法は色々あります。
お近くの専門家の立会いの下、対応されることをお勧め致します。
最後に、マズルコントロールのやり方は間違っています。力ずくでするものではありません。
力は一切必要ありません。
回答専門家

- 小川 真也
- (東京都 / しつけインストラクター)
- ワタナベ・ドッグ・トレーニング
小型犬から超大型犬、パピーから成犬まで対応しています。
「楽しい愛犬とのライフスタイルを、飼い主さんと一緒に構築していく」をモットーに活動しています。犬の個々の性格に合わせた訓練法で、飼い主さんと愛犬とが理想の関係に近づけるように訓練し、アドバイスさせて頂きます。

小川 亜紀子
しつけインストラクター
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噛みつきの問題について
まず、渡部インストラクターもおっしゃっているように、犬のしつけは何歳からでも出来ます。
(子犬の時の方にしつけた方が間違った学習をあまりしていないので、成犬よりもしつけやすいというだけです。)
レモンティーさんのプードル君の問題はここだけで解決できる内容ではないので、早急に専門家に直接見てもらってください。
噛みつきの問題は、噛む経験をすればするほど噛みつく頻度が増えてしまい、触ることもままならなくなってしまいますので。
それと、一度病院で体に異常がないかチェックしてもらうことをお勧めします。
以前私のクライアントでひどく噛みつく問題のあるメスのダックスがいたのですが、病院で体を調べてみたら、避妊手術後のおなかに糸が残っていていることが分かり、それが膿んで痛みを伴っていることが分かったんです。
その後残っていた糸を取って正常に戻ったら、噛みつきの問題も自然と減って行きました。
プードルですと膝蓋骨の問題も起きやすいので、一度病院でどこか体の異常がないかチェックしてもらって、何か問題が見つかればその治療を行うことが最優先です。
もし体の異常がない場合は、考えられる噛みつきの原因は恐怖心だと思います。
文章を読む限り、レモンティーさんのプードル君はかなりの怖がりだと思います。
怖がりなワンちゃんに、抑えつけるようなしつけ(マズルコントロールやプードル君がお腹を見せてしまうほどの叱り方)をすると余計に怖くなり噛みつくようになってしまいますので、そのような叱り方はしないでください。
また体を触る際に噛みつかれているようなので、体を触ろうとした際に唸ったり体が固まるような様子があったら、決して触らないで下さい。
そのような時は、優しく声をかけるだけにして無理に触らないでください。
とにかく噛みつく経験をさせないように気をつけてください。
今はプードル君がレモンティーさんご夫婦に対して、何か嫌なことをしてくるんじゃないかと誤解を抱いていますので、その誤解を解くためにも専門家に直接見てもらって適切なアドバイスを受けてください。
まだまだ11カ月、手遅れなんてことはないので専門家のアドバイスのもとプードル君との信頼関係を築いてください!
(現在のポイント:5pt)
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