対象:新築工事・施工
一般注文住宅(木造2階建て)での質問です。
先日、引渡し前の施主最終確認ということで、立会い確認を行いました。
その際、1Fリビングの梁(集成材)にひび割れがあることが判明しました。
このリビングの広さが12畳程度あることから、梁のサイズを太くして強度を持たせるかわりに、太くなった分、天井から5cmほど下がる(見えるようになる)と着工前に説明を受け、私も了解しておりました。
梁は、縦方向に3本見えており、そのうちの2本にひび割れが確認できました。
HMからは、(1)多少ひび割れがあっても強度的には問題ない (2)今後、エアコンや蓄熱暖房機の使用によって部屋が乾燥すれば、さらにひび割れが進む可能性がある
(3)乾燥した集成材であってもひび割れは起こりうる。との説明でした。
施主の立場としては、梁の下部を見えるように施工するのであれば、ひび割れのリスクがあることを事前に説明すべきではなかったのかと思っています。
家の構造の一部ですし、いまさら直せないことは認識していますが、明らかにHMの説明不足のように感じています。
このような場合、(1)改めて見えている梁をクロスで包む(見えないようにする)
(2)天井自体を梁より下にまで下げ、梁を隠す(天井の再施工)(3)強度的に問題ないのであれば、このままにして支払い金額を減額する。のいづれかで話を進めることが可能でしょうか。 それとも、「集成材」のひび割れは当たり前との認識で、HMの説明に納得すべきなのでしょうか?
専門家の皆さんのご意見をよろしくお願いいたします。
かっちくんさん ( 富山県 / 女性 / 48歳 )
回答:1件
辻 唯寿
建築家
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木造の宿命でしょうか?
はじめまして。名古屋の住宅設計事務所TREEHOUSE辻と申します。
梁せいがどれくらいかわかりませんが
もともと見せるのであれば見せるように仕上げるなり
対策もあったと思われますが今回のケースは成り行きのケースの気がします。
ご提案されるように梁型を作るのは一つの方法ですがいかにも梁がでました
そうろうでは見苦しいと思います。
クロスまきにするくらいなら上がり天井のように少し大きめの周り縁みたいな形で
回すのもありですが全体のデザインやイメージがわかりませんのでベストとは言えません。
2つ目に今更天井を下げるのは気持ちいいものではないです。
もしやるとすれば今の天井を全て壊してやりなおすのも大変です。
3番目に減額案ですがそれはHMの考え方次第です。木造はどうしても特性上ひび割れが
置きます。ただ無垢材に比べ集成材はひび割れが少ないです。集成材のひび割れが
当たり前という見解は無理があると思います。
そもそもひび割れが当然であればどこまでのひび割れが許容限度かわかりません。
正直ひび割れ自体はそれほど強度には影響ないと思います。(どの程度にもよりますが)
私ならもし工事中に気付いた場合
せっかく木を見せるのであればひび割れた集成材に構造用合板を貼ってその上に
奇麗に単板を貼って、見た目だけでも奇麗に修復したいと思います。
いろいろな選択肢があると思いますのでよく話し合ってみてはいかがでしょうか?
TREEHOUSE 辻
http://www.shosai-4031.jp/
(現在のポイント:-pt)
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