１０年固定を続けるべきか？

こんにちは。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。

2年固定の場合には2年ごと金利が見直されます。金利が上昇しても問題ないかを良く検討しましょう。

まずは家計の今後の収支状況を考えましょう。それに対して今後の住宅ローンの完済計画を立てましょう。

完済目標が長期であれば、一般的には今のように低金利の時には長期の固定金利の商品のほうが安全です。

状況により金利の固定期間が変わってきますので、良く検討してみてください。

とちたんさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、
渡辺と申します。

とちたんさんが現在利用している住宅ローンにつきまして、
１０年固定金利から２年固定金利に変更することによって、
メリットが出るのかどうかの判断基準としては、

１．借入残高が１，０００万円以上のこっていること。
２．返済期間が１０年以上のこっていること。
３．現在利用しているローン金利と借り換えた場合のローン金利との差が、
１．０％以上あることなどとなります。

住宅ローンの借り換えにより、毎月の返済額が今よりも軽減できることも大切ですが、
現在は１０年固定金利ということもあり、
ローン金利の更新は１０年一回で済みますが、

２年固定金利に変更した場合には、
２年ごとにローンの更新がありますので、
当然のことですが、更新のときにローン金利の見直しが行われて、
場合によってはローン金利が上がってしまい、
１０年固定金利よりも返済額が増えてしまう可能性もありますので、
その点も考慮したうえで、どうするのかを決定するようにしてください。

今後、繰り上げ返済を毎年のように行うことが出来て、
早期に完済の目途がたてられるようでしたら、
２年固定金利に変更しても、金利上昇によるリスクはある程度回避することが出来ますが、
あまり繰り上げ返済が出来ないようでしたら、
毎月の返済額が多少高くても決まっていた方が、
将来のマネープランがたてやすくなります。

安倍政権下ではデフレからインフレに脱却することを、
経済目標に掲げていますが、
インフレになればローン金利も上がる可能性もありことも、気になる点ではあります。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/