対象:住宅設計・構造
まもなく着工を控えている中、遅ればせながら建物の耐震性などについて教えて下さい。
在来工法で、構造用合板で耐力壁を構成する(筋かいなし)工法です。
1階床面積49.68?、2階50.51?で、2階にLDK、風呂、和室、1階南側に子ども室(東西に長い10畳を引き戸で仕切ったもの)東側にWICと主寝室になります。
西道路で建物の間口540、東西765に、東角から180北に後退し(入り隅)また東に270伸びた形です。(わかりづらくてすみません)
気になる点が4点ありまして、
?西北に設けた1坪の玄関上部が吹き抜けている点(梁等なし、折れ階段1坪隣接)
?西面に南北273×45のオーバーハング(上部キッチン,ロフト)
?南面オーバーハングベランダ637×91、入り隅のあと、180×91+斜め筐体分0.25畳のオーバーハング(上部和室)
?2階風呂、床段差なしで1階天井が一部下がる
上記がそれぞれ、耐震性を著しく損ねるものでないかと不安になっています。
ついていた壁量計算では、基準法の2倍の耐力壁があり、壁量のバランスも4/1法?ではOKです。工務店に確認したところ床も28mmの剛床構造だし、梁も太いものを入れるつもりだし、ちゃんとバランスも考えてあるから大丈夫だとのことですが、なんだか不安です。土地形状が不整形で、将来的に隣地も立つ予定なのでこのような間取りになったのですが・・・。このような形状の建物でも、上記条件(設計)であれば大丈夫なのでしょうか。
また施工上などで注意する点などアドバイスお願いいたします。
のんのんのんさん ( 神奈川県 / 女性 / 43歳 )
回答:7件
構造事務所へ相談された方が
文面からは大変申し訳ありませんが平面がどのようになっているのかが分かりづらいので、質問された内容だけの判断でよろしければと言う前提で書かせていただきます。
まず玄関上の吹き抜けに関しては、大きさから見ても2階床の強度を損ねる程度ににはならないと思いますが、その吹き抜けの位置が出隅の角にあるとしたら、ちょっと気になるカナと言うところでしょうか。その吹き抜け部分に火打ち梁を取り付けられたらいかがでしょうか。見かけは悪くなりますが。
文面から判断したところでは、オーバーハングがやたらと多いなと言う印象です。そのオーバーハングも出寸法はぎりぎりのところで収めているようですが、ハングさせるということは、全体のバランスを十分検討しないとネジレが大きくなる恐れがあります。
ネジレは建物の重芯と剛芯が離れるほど大きくなりやすくなります。その検討の目安として1/4の計算があるワケですが、このケースのようにオーバーハングが多数取り付いているような場合には、この計算だけでは少々心もとないような気がします。
この検討は専門的な知識が必要になりますので、木造の構造計算を手がけている構造事務所に検討依頼をされたほうが安心ではないでしょうか。
この工務店さんは壁量計算や1/4計算はしっかりされているようですし構造的な知識も持ち合わせておられるようですが、大丈夫だというだけでは安心できないというのんのんさんのお気持ちを納得させるまでのものではないようですので、長く生活される住宅への安心感を買う意味でも構造事務所への依頼をお奨めします。
評価・お礼
のんのんのんさん
ありがとうございました。
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木造の場合は長い目で見ると・・・
のんのんのんさん
こんにちは。いよいよ着工おめでとうございます。
さて、内容を拝見させていただきました。
基本的には問題なさそうにお見受けしますが、
他の回答にもあるように構造事務所に相談される
方法もあるでしょう。
ですので私は別の観点でお話しますね。
木造というのは、構造計算上では見えない側面
があります。
例えば今回のオーバーハングについて。
私たちも、この写真のようにオーバーハング
させて、空間を有効に使うような木造の設計も
しますが、オーバーハングした部分は長い目で
みると、「垂れてくる」恐れがあります。
これは構造計算上などは出てこない話し。
そこで私たちはオーバーハングさせる時は
壁内でオーバーハングの梁を鉄骨で補強したり
斜め材で「垂れない」ように対応しています。
工事を施工する工務店がオーバーハングの木造
住宅の実績が沢山あるなら、工務店に10年後
20年後の様子を聞いて見るのも1つですし
構造事務所に相談されたり、垂れ防止の鉄骨補強
いれるなど方法があると思いますよ。
参考になりましたら。
評価・お礼
のんのんのんさん
ありがとうございました
回答専門家
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工事監理も含めて専門家にご相談を
のんのんのん さん
心配されて4項目については、他の回答者がコメントしているように、さほど心配ないように思います。建築基準法で定めている条件をクリアーしているのですから、大きな損傷を受けるまでには至らないと思います。もちろんプランを見てみないことは、より正確な回答はできませんのでご了承ください。
ただ、少し気になるのは、「壁量計算では、基準法の2倍の耐力壁があり…」です。
壁倍率が高くないですか?補強金物等がその倍率に対して適切に計画されているかどうか少し心配です。
工務店や大工さんには壁倍率を高くすれば、強い壁ができて強固な家ができると考える方が多いように思います。
構造検討せず壁の耐力だけ上げると、地震時の外力が弱い部分に流れて、梁や土台、その接合部分などに損傷受ける可能性が高くなります。木造はある程度は揺れることで力を上手く逃がすことでバランスさせる考え方の構法です。壁倍率が高く強固な耐力壁にはそれ相応の部材、金物が必要になります。
大きな地震時でもできるだけ家屋の損傷を少なく抑えたいのでしたら、回答者の皆さんが言うように専門家にチェックしてもらうことが得策です。
工務店の設計施工でしたら、工事監理も(検査だけでも)含めて専門家に相談されることをお勧めします。
アトリエ24・飯沼
評価・お礼
のんのんのんさん
ありがとうございました
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性能評価を受けるのも1つの方法です。
のんのんのん さんまじめまして、まもなく着工と言う事になり一段落
ついて、冷静になった時にふと不安が湧き出て来たのだろうとお察しい
たします。
そこで構造的なことや専門家に相談する事のアドバイスは皆さんが回答
していますので私からは現実的対応の方法をお話いたします。
性能評価制度の利用や性能表示制度の利用をする事により、安心感が違
います。工務店に相談されると良いと思います。工事着工間じかですと
作業が戻るので工務店は渋ると思いますが、ご自分の意志をはっきりと
させないと今後に禍根を残す事になるのでしっかりと交渉すると良いと
思います。この制度に付いては私のブログに書いていますのでぜひご覧
下さい。
設計の休憩室 1/13 http://shima-sekkei.sblo.jp/article/3047515.html
経験も豊富な専門家に直接相談するのが一番良いのですがそれも適わな
い場合、専門家でも見落としがちな部分として耐力壁の釘の間隔とめり
込み具合が有ります。これも私のブログに書いていますのでご自分が現
場に行かれた時に確認すると良いと思います。
設計の休憩室 3/9 http://shima-sekkei.sblo.jp/article/3499748.html
参考になりましたら幸いです。
評価・お礼
のんのんのんさん
ありがとうございました
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オーバハングについて
のんのんのん様
はじめましてアトリエイグレックの佐野と申します。
前に答えられている方と同様に耐震性を著しく損ねるものではないとおもいますが技術的なお話をさせていただきます。
最近はプレカット工場の方で構造図を作成してきますので大きな間違いはあまりありませんが私が構造図を見て注意する点は
オーバーハングの梁はハネダシの2倍以上(3倍程度)のみこませ余裕のある断面とする
オーバーハング部分に屋根荷重があまりかからぬよう屋根梁を掛ける
階段、吹抜部分に梁の継ぎ手は設けない。
階段、吹抜部分に通し柱はなるべく避ける。などです
構造計算を要しない木造の2階建の建物では通常構造事務所には依頼せず、設計事務所が壁量計算と梁のスパン表で構造設計を行います。
スパン表では対応できない場合や3階建て、地下付きなどの場合は構造事務所に依頼をしますが、最終的には設計事務所がチェックをします。
木造を多く手がけている設計事務所に依頼するのが良いと思います。
評価・お礼
のんのんのんさん
ありがとうございました
回答専門家
- 佐野 靖
- (建築家)
- アトリエ・イグレック1級建築士事務所 所長
住む人の夢を実現し、安心を提供する。それが設計士の仕事です
『何ができるか?』ではなく『何をしたいか?』をまず伝えて下さい。クライアントの夢を様々な条件を加味し具現化することが設計士の仕事と考えています。家はそこに住まう人々と共に変化していくものです。空間としての家作りをご提案いたします。
計算方法を変えられては
大阪で設計事務所をしています。
ご拝読していまして、オーバーハングの家を壁量計算のみで申請されようとしている様ですね。壁量計算も法律で立派に認められていますので、違法でもなんでもありませんが、今回の様な特殊な形状の建物にはやや不向きかと思います。
詳細に検討しようと思えば、やはり応力度計算を行い、力の伝達をより明確にすべきだと思います。壁量バランスで1/4内の壁量を確保する為に、オーバーハング上に耐力壁を取っているとかありませんでしょうか?
もしあれば、より頑丈な家にすると云うより、法律を満足させる為に無理やり、耐力壁を持って来たとかそんな懸念も生まれます。
また、住宅性能表示制度の構造等級を2以上求められますと、建築基準法にない概念で構造の検討を行います。
水平構面の検討・耐力壁線の検討等より実情に沿った検討が出来ます。
http://www.jin.ne.jp/oado/hourituhikaku.html
評価・お礼
のんのんのんさん
ありがとうございました
回答専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
福味 健治が提供する商品・サービス
森岡 篤
建築家
-
構造専門家に相談必要
木造在来工法は、地震や風など水平方向荷重に対し、耐力壁で抵抗します。
耐力壁は、量(長さ)が十分あり、平面的にバランス良く配置することが必要ですが、それ以前に、有効な耐力壁であることが重要です。
耐力壁に地震の水平方向の力が加わると、耐力壁の下端の両角に
浮き上がる力(反対側は沈み込む)が加わります。
この力に対し、しっかり支持することが「有効な耐力壁」の条件です。
1階の耐力壁は、土台に固定されますが、「浮き上がる力」の大きな場合、ホールダウン金物等で固定します。
2階の耐力壁では、「浮き上がる力」に抵抗するため、壁の両側の下階(つまり1階)に柱が必要です。
下階に柱のない耐力壁は、不可能ではありませんが、特殊な配慮が必要で、ほとんどの場合「有効な耐力壁」ではないと考えて間違いありません。
のんのんのんさんのお宅の計画は、オーバーハング(2階が片持ちで1階より外に出ている)が多いようですね。
オーバーハングした、例えばバルコニーの先端に壁を付けたとしても、下階に柱がないので、「有効な耐力壁」とはなりません。
もし2階の耐力壁として、このようなオーバーハングした下階に柱のない壁をカウントしていたとすると、「基準法の倍の壁量、4/1法のバランス」も意味がありません。
このような問題は、個別に検討(設計の一部ですが)する必要があり、専門家に相談されることをお勧めします。
建築デザインと構造は別の専門分野です。
建築家は通常建築デザインの専門家で、構造にそれほど詳しくない人がほとんどです。
今回の場合、構造専門家(構造家、構造設計者)に相談して下さい。
ちなみに、現在の確認申請システムでは、木造2階建て建物(4号建物)は一級建築士が確認の特例を使うと、構造はノーチェックで確認が降りてしまいます。
参考になりましたでしょうか。
評価・お礼
のんのんのんさん
ありがとうございました
のんのんのんさん
構造事務所
2007/08/07 23:55回答ありがとうございます。
構造事務所ですが、調べてみましたが、設計、監理などの業務のところが多く、どのようなところに依頼をすればよいのかよくわかりませんでした。通常、設計事務所などとなっているところで相談すれば対応いただけるものでしょうか。
のんのんのんさん (神奈川県/43歳/女性)
のんのんのんさん
構造専門家
2007/08/07 23:56回答ありがとうございます。
構造専門家ですが、調べてみましたが、設計、監理などの業務のところが多く、どのようなところに依頼をすればよいのかよくわかりませんでした。通常、設計事務所などとなっているところで相談すれば対応いただけるものでしょうか
のんのんのんさん (神奈川県/43歳/女性)
のんのんのんさん
専門家
2007/08/07 23:57回答ありがとうございます。
専門家ですが、調べてみましたが、設計、監理などの業務のところが多く、どのようなところに依頼をすればよいのかよくわかりませんでした。通常、設計事務所などとなっているところで相談すれば対応いただけるものでしょうか
のんのんのんさん (神奈川県/43歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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