対象:不動産投資・物件管理
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いつも大変お世話になっています。
今後のローン金利の動向について、気になっており質問させていただきたいと思います。何卒、アドバイスの程、よろしくお願いします。
質問内容
短プラ連動型アパート・マンションローンを利用しており、金利の上昇タイミングを気にしております。短プラは、CPI(消費者物価指数)連動すると理解しています。日銀がインフレターゲット1%を目指すということは、短プラも上昇トレンドになるということで、従ってローン金利も上昇トレンドになるということと理解してよいでしょうか?
また、ローン金利が上昇局面なるかをモニタリングするためには、どのようなマーケット指標を押さえておけば良いでしょうか?(ex CPI、その他?)
oshiete_cho3さん ( 茨城県 / 男性 / 53歳 )
回答:1件
金利上昇のタイミング
ナムちゃんさん
はじめまして、アルファ・ファイナンシャルプランナーズの田中と申します。
宜しくお願い致します。
おっしゃる通り、教科書通りにいくと、短プラは、日銀がインフレターゲット1%を目指すと上昇しやすい形にはなるかもしれません。
ただ、CPIを見ていると判断が遅れがちになります。
現状として。。。
白川方明日銀総裁は金融政策決定会合後の会見で、「日銀は強力な金融緩和を推進している」とは言っていましたが、市場は無反応で、盛り上がりに欠ける展開でした。
むしろ、追加緩和がなかったことに「なんだ。。」といった反応です。
ここ最近の話では、長期にしても短期にしても欧州危機やアメリカの動向に注目をしています。日銀が設定しているインフレターゲットは中期以上のお話なので、あくまでCPIの長期安定的な成長が見込めない限りは金利が大きく反応してくることはあまりないのではないかと思います。そのため、CPIの上昇=長期金利の上昇となっており、その時はすでに短プラは反応した後です。
今のように世界景気の相関性が高まっている現状では、インフレターゲットを日銀が設定をしたところで、他国の経済動向次第では全く力及ばずとなることも全然考えられます。
また、米国との比較においても当面 CPI 1%というのは達成がそれほど難しいことではないのです。そのため、短期的に急上昇することはあまり考えにくいともとらえることができます。
次に、ローン金利の短プラとの相関性についてですが、確かに変動金利は短プラと強い相関関係はありますが、最近は銀行の資金調達手段が多様化してきていますので一概にばっちり連動しているとは言えません。
金融機関の間でのお客さんの取り合いが激化しています。そのため、将来的には市場金利からプラスにもマイナスにも転ぶ可能性もあります。借りる側も情報た多様化してきているので、ローン返済まで同じ金融機関で借り続ける人も減ってきました。そう言った意味で、市場金利も重要な要素にはなりますが、それほど深く考えすぎるのも判断を間違えてしまう原因となります。
文字数制限のため「回答補足」に続きます。
補足
とはいえ、ローン動向を観察していくには、短プラは重要な指標です。
短プラの動向を見定めていくには、今は欧州やアメリカの経済動向を見ていくべきだと思います。どちらかというとCPIよりも世界の雇用状況を観察していってはいかがでしょうか。雇用UP⇒短プラUP⇒消費UP⇒長期金利上昇といった流れのほうが自然です。
評価・お礼

oshiete_cho3さん
2012/05/24 20:08田中先生
ご回答ありがとうございます。北米の雇用失業率の発表で、株価が変動する現象をよく見かけます。失業率小⇒消費性向高⇒景気上向という流れですね。
ありがとうございました。
回答専門家

- 田中 佑輝
- (埼玉県 / ファイナンシャルプランナー)
- アルファ・ファイナンシャルプランナーズ 代表
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