対象:一般歯科・歯の治療
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44才女性です。海外在住歴10数年になりますが、長年歯医者は同じA先生のクリニックに通院。以前から、「(日本で神経治療したと思われる)左下奥歯に神経治療の針の残映が見え、将来的に問題が起こるかも」とその先生に言われていました。
最近、左下奥歯の隣の歯を神経治療しました。
(親知らずは全て抜歯しています。)
A先生のクリニックでの神経治療専門医B先生曰く、「レントゲンを見ると左下奥歯の根に黒い陰が広がって見えるけど表面は問題ないかもしれない。でも、今回、神経治療した歯まで炎症が行く場合もあるので、今すぐ左下奥歯抜いたほうがいい。さもないと、今回治療した歯まで抜かないといけなくなるかもしれない」と言われました。A先生もB先生と同様の意見です。
1年前に、左奥歯がちょっとぐらぐらだったので、A先生に勧められ、抜歯をしています。その歯の場合、数年前の定期検診で不具合を指摘されていたので、納得して抜歯をしています。
ただ、自分でもなにも症状がわからない左奥歯を、今抜くべきなのか。
少し躊躇しています。でも、40代半ばの今、老後まで沢山の自分の歯を残したいので、将来的に隣の歯への悪影響を及ぼす左下奥歯を早めに抜いたほうがいいという意見もわかるのですが。あきらめがつかず、まだ決心できていません。
日本の第一線で活躍される歯科医の先生方のアドバイスを頂きたいです。
宜しくお願いします。
補足
2012/04/25 00:361年前に抜歯したのは、左上奥歯です。(これは少しぐらついていました)
今回、質問したいのは、左下奥歯です。(何も自分では、悪い症状がわかりません)
muse03さん ( 東京都 / 女性 / 44歳 )
回答:2件
抜歯について
こんにちは。千葉県松戸市むつみデンタルクリニックの倉田です。
このようなケースは多くの患者さんを診ているとよく出会うケースです。
現在痛みがなくても、将来的にその歯だけでなく、周囲の歯まで悪影響を及ぼす可能性がある歯を残すかどうか、非常に難しい問題ですね。
現在の状態を実際に拝見したわけではないのでなんともいえませんが、両先生とも早期抜歯を勧めているのであれば、現在の状態はかなり深刻なのでしょう。
ただ、あくまでも決めるのはあなた次第ですから、この歯を残しておくメリット、デメリットを聞き、決められたらと思います。
ちなみに当医院では、患者さんが「なんとか残したい」とおっしゃる場合には早期に抜歯せず、定期的な検診でチェックしていくようにしています。骨の吸収が進み、隣の歯に影響が出そうな場合には改めて説明し、抜歯を勧めるようにしています。
現在は歯を失った場合でもインプラントという方法があるため、「いつまでも健康な歯を残したい」という患者さんには骨および周囲の歯を守るために早期に抜歯し、インプラント(人工歯根)を埋め込むこともあります。
評価・お礼

muse03さん
2012/04/25 14:18倉田先生、はじめまして。お忙しい中、回答を頂きありがとうございます。
倉田先生の医院同様、私のかかりつけのクリニックも患者の気持ちをちゃんと配慮しながら、定期検診による虫歯予防をしてくれています。前回の定期検診のレントゲンと比較した結果、今回の左の一番奥の歯の抜歯をすすめられました。だから、今回の倉田先生の回答を拝見して、「やはり抜くべきなのかな」と覚悟する気持ちになってきました。40代半ばということで、人生折り返し地点です。少しでも健康な歯を沢山残す為に頑張りたいです。ありがとうございます。ちなみに、老後まで沢山健康な歯を残す秘訣はありますか?あったら教えて下さい。実践したいです。
倉田 友宏
2012/04/25 17:19かみ合わせの状態にもよりますが、上の7番がない状態で下の7番がこのような状態ですとやはり私も抜歯を勧めるかと思います。6番の状態によっては上下の7番にインプラントを埋め込むこともありますが、基本的には6番目までのかみ合わせがしっかりしていればあえて入れる必要もありません。
歯の状態にもよりますが、これからは「虫歯」で歯を失うということはほとんどありません。歯の周囲の骨が減り、歯が抜けてしまう「歯周病」によって歯を失うケースがほとんどです。
ですから、普段のお手入れも「歯を磨く」というよりは「歯と歯ぐきのきわ」をきちんと磨くようにしていただけるといいでしょう。
毎日のお手入れと定期的なメンテナンス、これが健康な歯を残す秘訣ですね。
歯周病や歯磨きについての記事を書いていますので、こちらを参考にしていただけたらと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/mutsumi_dental
回答専門家

- 倉田 友宏
- (長野県 / 歯科医師)
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
倉田 友宏が提供する商品・サービス

袋 晃子
歯科医師
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歯の位置によって治し方がかわるので
こんにちは群馬県前橋市 歯科ラブアンドティース院長の袋 晃子です。
黒い影の出ている歯が実際となりの歯に炎症を及ぼすかというと
ケース的には少ないと思います。
ただし根の先の病巣は放置すると心臓などにも影響が出ますので
できるだけ治療をさせていただいた方がよいと思いますが、
治療器具の破切などにより、再治療が困難な場合もまたあります。
ただこの情報だけでは判断しかねるかもしれません。
この日本で治療された奥歯が何番目の歯なのかによっても、
たとえば6番目の歯なら半分だけ切るという選択肢が可能な場合があったり
(ヘミセクションとい手法です)
する場合もありますが、根の形状によりそれも不可能な場合があります。
この後にブリッジやインプラント治療でその欠損した部位を修復されると
おもいますがその土台にするのか、手をつけないのかもこの情報ではわかりません。
他の専門医の意見も聞いてみてもいいのではないでしょうか?
評価・お礼

muse03さん
2012/04/25 14:03袋先生、はじめまして。お忙しい中、回答を頂きありがとうございます。
最近、神経治療した歯は6番で、過去の神経治療で抜いたほうがいいと言われているのが、7番だと思います。
袋先生から「ただし根の先の病巣は放置すると心臓などにも影響が出ますので、できるだけ治療をさせていただいた方がよい」とのお話を頂いたので、覚悟を決めたほうがいいのかなと思っています。
ちなみに、7番を抜いた場合、日本では代わりにインプラント等の処置をしますか?
それとも、そのまま一番奥の歯なので、そのまま治療後は何も入れなくてもいいのでしょうか?
(左上の7番は、去年抜歯しているので、噛み合わせは問題ないと思うのですが。)
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