対象:仕事・職場
はじめまして。
理解力・咀嚼力についての質問です。
最近、殊に感じるのですが、理解・咀嚼の度合いについての個人差がとても目立つように感じます。
話手の説明が下手なのか、上手かったとしても、話手の伝えたい内容が、きちんと伝わらない場合があり、当たり前の事かもしれませんが、聞手(受け取り手)の理解力や判断力、咀嚼能力の差によっては、全然伝わっていなかったり、半分しか伝わっていなかったり、はたまた全然違った解釈になってしまっていたり、などなど驚く場面が多く、どうしたものかと感じています。
私は、咀嚼能力が高い。とこれまで自分で感じたりしたこともなかったのですが、つまりは相手の伝えたいことをたぶん8割程度は理解できており、違った認識や解釈もなく、コミュニケーションや意思疎通に問題を生じた事がなかったことは、高い方なのかも知れません。とまで思える機会が多いのです。
(つまりは、上司などの説明を一緒に聞いて、後で同僚で確認すると「そういうことじゃないのでは?」「そんな事言ってた?」などとなるケースが多く、こちらまで自分の受け取った内容が間違っているのではないかと思ってしまうことがあり、もう一度上司に確認しに行く事もありという場合があります)
このようなケースにおいて、話手が聞手の判断力を理解した上で話し方を合わせる、変える、より詳しく説明するなどの手法が必要なのか(話しての努力)、聞手にしても、理解力が低い人の理解力や咀嚼力UP(聞き手の努力)には、どういう訓練が必要なのかなど、よきアドバイスがあればいただければと思います。
Rara0812さん ( 東京都 / 女性 / 35歳 )
回答:2件
コミュニケーションは双方向の情報共有
Rara0812様、初めまして。
コーチをしております、山内です。
Rara0812様の文章から、とても実力のある、理解力の長けた方ですね。
ですから、きっとこの先もどういう
人はそれぞれ不得意なところがあり、それは人によって違うのは、お分かりかと思います。
そして、不得意なところというものは、なかなか伸ばすことができなかったり、見ないようにしたりしがちです。
それでは、困ることもあるだろうと思いますが、今までそれで大きな失敗もなくやってこれた場合は、それ以上良くする事はないと思う人が多いのです。
人が情報を受け取るときに、自分が持っているフィルターでその情報を解釈します。
そして、そのフィルターは人によって違います。
ですから、同じ情報を入力しても、違う結果になってしまうのです。
全く同じフィルターを持っていることはまずないと思っても間違いではありません。
そうなると、どうしたらよいかという事ですが、お互いがどのようなフィルターを通して情報を受け取ったのか、確認ができればいいですね。
コミュニケーションを辞書で調べると、こんな内容です。
表情やメディア(言葉など)を通じて情報を共有すること。「交信」。
中国語は「交流」。
日本語は「意思疎通」なども。
つまり、お互いに同じ情報を持っている状態にすることです。
ただ単に会話をするカンバセーションとは違い、双方向の同じ量のキャッチボールがあり、お互いの持っている情報を話しながら確認しあって、共有するということです。
仕事での会話の場合は、お互いに受け取った情報が同じかどうかの確認作業が、本来ならば必要という事なのです。
「私はこう思ったんだけど、あなたはどのようにこの部分を受け取りました?」というような質問で、ギャップを埋めていくと良いのではないでしょうか。
それは大変だと思うかもしれませんが、このことを繰り返していくうちに、同僚の方の理解力も高まってくると思います。
その同僚の方は、「人はみんな違うフィルターを持っている」という事を知らない状態から、Rara0812様とのコミュニケーションの中で、そのことを自然に知っていくと思われるからです。
Rara0812様はとっても能力が高い方ですので、このことも簡単にやってのけるのではと思います。
ぜひ、その能力を生かし、飛躍されるのを応援いたします。
回答専門家
- 山内 ケイト
- (東京都 / ビジネスコーチ)
- ドリームアップデザイン株式会社 Executive Director
想いを成果にするコーチ
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下村 豊
経営コンサルタント
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会社方針、行動指針、規範などを共有すること
Rara0812様、ご質問をありがとうございます。営業人材育成、営業組織構築を専門にしているCSプランナーの下村です。私は、営業に関して、業績を上げることで営業の仕事の面白さを知って頂くことを目的に、クランアント様の営業の方と一緒にお客様に同行したり、営業会議に出席したりしています。ですから、ご質問の内容は、よく直面しております。
少し話が脱線しますが、、Rara0812様が、咀嚼(そしゃく)という言葉と漢字を知っておられたことに、大いに感心いたしました。辞書によると、相手の言うことを、よく噛み砕いて、自分のもの(にして理解)することとありましたが、漢字が読めないだけでなく、そしゃくという言葉の意味を正確に知らない人が多いのではないでしょうか。
理解力・咀嚼力とは、同じレベルの人間の間で成り立つものだと考えます。3月まで学生だった新卒が、会社に入ったとたん、何でもできるなんてことはありえませんよね。育った環境も、経験も、考え方も違います。同じ世代の間でも、コミュニケーションをとれない人もいます。現在は、その人の方が多いと言っても良いのではないでしょうか。しかし、そういった人も、会社に入社してもらった以上、会社には成長させて一人前にする義務と責任があります。
そのため、会社において理解力・咀嚼力をつけるには、会社方針(経営理念)、行動指針、規範などについての理解を全社員が共有することです。できれば、毎日、社長様じきじきに話して頂けると最善です。そして、それを、会議がある毎に、上司や先輩が、自分の言葉で補足する事です。目標、目的が同じなら、繰り返すごとに、理解力・咀嚼力は養われます。多くの会社で規模に関係なく、年に数回、社長が社員の前で会社方針を話しているのを見かけますが、正直に言うと、社員には伝わっていないというのが現実です。物理的に無理ならば、社長様と頻繁にコンタクトを取られる上司の方が、毎日、行うことです。仕事場では、仕事以外の私的な考え方は不要です。あくまで、会社方針、行動指針、規範に沿った考え方で、物事を判断することを徹底したら、一人ひとりが、同じ方向に向き、ベクトルが同じになり、業績が飛躍的に向上します。
質問と求めておられる回答が、違っていましたら申し訳ありません。少しでも参考になれば、光栄です。
補足
咀嚼力とは、相手の言いたいことを予測する能力です。話し手が、聞き手の理解力に合わせても、結局、真意は伝わりません。ということは、話し手の普段の言動が重要です。よく、社長様や上司の方に、自分の経験談を話していますか、と聞くと、恥ずかしいのか不要と考えられているのか、話しておられない方が多いです。聞き手である社員が、社長や上司の考え方(人間味)を理解していなくて、社長様、上司の話を理解しろというのは、無理があると思いませんか。
ちなみに、営業とお客様の間では、毎日のようにはコンタクトを取れませんよね。そこで営業支援でお勧めしているのが、ロールプレイングです。お客様と営業の立場を交代して、仮想の商談を進めるのです。すると、お互いの経験が共有でき、対応力が上ります。
(現在のポイント:-pt)
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