今後何をしたらいいのかわからなくなりました。

あなたが誕生した時、
あなたにたくさん声をかけて育ててくれた人はお母さんです。
あなたは、話はできませんが一生懸命声を出してお母さんに訴えていませんでしたか
大人になって赤ちゃんとお母さんの会話を聴いていると
自分もそうだったのかは容易に想像できます。

さて
仕事をすることは何を意味するのでしょうか？
考えてみたことがありますか？

仕事とは、あなた自身が価値を生み出してその価値を評価してもらえるお客様に届けることです。単発ではなく継続的にです。
仕事とは、「存続価値（認めてもらえることが継続できること）」です。

少人数の職場は、そのためには自分を成長させる素晴らしい環境ではありませんか？
自分のしたことがすぐに反応として現れます！

仕事は、一つとして簡単な仕事、誰でもできる仕事はありません。
なぜならそんな仕事は継続されることはないからです。

派遣社員
アルバイト
契約社員
を全面否定はしませんが
この雇用形態に勤められる方に多いのは、自らの工夫改善がなく
先輩や上司が悪いから
上手くできない、面白くない、辛いと他責にしてしまっていることです。

高校の進路指導の先生とお話しする機会が毎年ありますが
生徒が社会経験しているから大丈夫と言い切られる先生がいます。
生徒の社会経験は、ほとんどがアルバイトです。
短期間のこの経験が無駄とは言いませんが
先生が大丈夫と言えるのでしょうか？
あのバイトは、店主が嫌だから換えると転々として時給が安いと友人と
会話しているのを見かけます。

社会経験で本当に身に付けて欲しいことは
誰とでも話せるコミュニケーション能力です。
この能力が付くと仕事が楽しくなってきます。
仕事とは、自ら楽しくすることで楽しく見える仕事に就くことではありません。
楽しく見えるのは、その人が楽しくしているからで
あなたがその仕事に就いても楽しくなれる筈がありません。

あなたは、友人を選ぶときに楽しくなれる人を選びませんか？
本採用となれなかったのは、
この友人選びに近くはありませんか？

あなたがすることは、友人と楽しくおしゃべりをするように
あなたが楽しくできるように仕事に向かうことではありませんか！

パソコンをお持ちでしたら
インターネットで無料でも学べることがたくさんあります。
まず一歩は、あなた自身で決めて歩き出すことです。

せっかく正社員になれたと思っていたところ、試用期間で退職することになり、落胆していらっしゃることとお察しします。

「正社員歴が無いまま年を取るのも怖い」とのことですが、まずは、正社員になることの意味を今一度ご自身でご確認ください。

正社員として働いていたという職歴は、資格と同じかもしれませんね。ないよりはいいけれど、あればなんとかなるというものでもない。


結局は、今あなたは何ができますか？
どう会社やお客様の役に立てますか？

ということが問われます。

ですから、職種を狙うというお考えではなく、自分の能力の何が、人の役に立てるかを考えてみましょう。

これまで、接客や事務の仕事をご経験してきた中で、お客さまや同僚・上司から褒められたこと、喜ばれたこと、自分としてやりがいを感じたことを思い出してみましょう。どんな小さなことでも構いません。仕事そのもののスキルと、職場の人間関係を混同しないことも仕事選びには大切な視点です。

それをヒントに今後の方向性(すぐにできること、新しくチャレンジしてやれそうなこと、将来やってみたいこと）を考えてみましょう。

そして、不足している能力があると思えば補う努力は必要です。たとえば電話応対は基本パターンをマスターすればよいのです。派遣会社のマナー研修など利用できるものがあれば利用しましょう。インターネットで検索してご自身で探してみてもよいでしょう。

事務よりも接客のお仕事の方がお得意ですか？ 得意なことをより得意になるためにはどんなスキルを身につけたいですか？

焦らず落ち着いて考えれば、きっと良い答えが見つかると思います。どうぞがんばってくださいね。応援しています！