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離婚と財産の保全方法
2010/12/10 21:08離婚時の自分の財産の保全方法を教えてください。(結婚8年、子供なし)
具体的には、結婚前の預貯金(預金・株など)があり、結婚後は、それも元手にふやしています。さらに、扶養控除内での私のわずかな収入と夫の給与口座から下ろしている生活費の残(へそくり)が、現在の私名義の財産です。
ポイントはへそくり分。夫手取り給料のうち、生活費が10万円。光熱費・マンション管理費は別に口座引き落とし。夫こずかい12万円。夫クレジットカード利用は月8万円(すべて夫個人の買い物、飲食など)また夫ボーナス時は夫が40万、私が30万と取り分があり、そちらもへそくりにあてています。(預け先:証券会社で株と債権と投信・都市銀行の普通預金)
この状況(夫のおかねのつかいっぷり)でも、婚姻時のわたしの夫給料からのへそくりは、離婚時に1/2ずつとなってしまいますか?
どうにかへそくりをふくめた私自身の財産は保全して、自立したいです。
なお、夫名義の不動産の現在の査定金額は3800~4000万。残ローンは1300万(8年)頭金は夫婚姻前財産の1600万です。退職時は持ち株。企業年金は確定拠出です。生命保険などの返戻金は現在の合計で130万です。よろしくおねがいします。
ららきらさん ( 東京都 / 女性 / 44歳 )
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松野 絵里子
弁護士
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へそくりというのは法的には財産分与の対象です
へそくりについて
夫婦が婚姻期間に築いた財産はすべて原則は共有とみなされて離婚時の財産分与では半分にわけることになります。へそくりも例外ではありません。
ただ、財産分与というのは清算的なものだけではなく、扶養的なものもあるといわれていますから、貴殿が今は収入が夫より少ないということから、離婚して自立するための経済的サポートとして半分以上の財産分与をもらうことは可能です。また、慰謝料請求ができるのであれば、それを財産分与でいれて考えることもできます。
財産分与の制度についてはこちらもご参照ください。http://rikon-tj.jp/category/baseinfo/property/
住宅の今の財産価値は3800万円から1300万円を引いた2500万円ほどですね。
このうち頭金1600万円が夫の結婚前の財産で、これまで婚姻中にローン返済した金額がたとえば総額で2000万円であるとすると、2500万年のうち3600分の2000に相当する部分が夫婦の共有財産となり、財産分与の対象となるでしょう。それ以外には2人の預貯金等が財産分与の対象です。名義は関係ないので、へそくりも同じように対象になるのです。
年金については分割が可能です。http://rikon-tj.jp/category/baseinfo/pention/ もご参照ください。婚姻期間が長い場合、年金分割はサラリーマンの妻にとっては意味のあるものとなります。
(現在のポイント:-pt)
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