以前「精神疾患・心理カウンセリング」のカテゴリで質問していましたが、
回答が付きませんでしたのでカテゴリ違いの可能性を考え、こちらで再質問いたします。
数年来鬱気味な傾向で心療内科に通院しています。
時折大きく落ち込んでは小康状態に戻る感じで、
医師からは「性格的なものだからすっかり晴れるというわけにはいかないだろう」
と言われています。
ただ、最近「気分変調性障害」というものを知り、
どことなく当てはまりそうな気がしています。
というのは、こうした鬱気味な傾向は、思い返してみると
7歳頃から断続的に続いてきているからです。
もっとも、特に鬱気味な傾向を気にせず生活できていることも多く、
素人判断でもあり実際のところよく分かりません。
一度セカンドオピニオンを求めてみたいと思うのですが、
聞くところでは「気分変調性障害」を病気として捉える見方自体新しいということで
「気分変調性障害」に詳しい方の診断を受けることができるかどうか悩んでいます。
現状で、セカンドオピニオンを求める意義はあるでしょうか?
一度「気分変調性障害」に詳しい方に尋ねて、
やはり性格だということになれば、きっぱり諦めるよりないとは思っています。
なお、医師からは「単極性感情障害」と診断されているようです。
tossieさん ( 兵庫県 / 男性 / 36歳 )
回答:1件

シェシャドゥリ(福田)育子
メンタルヘルスコンサルタント
3
選択肢・・・
はじめまして tossie様。
メンタルヘルスコンサルタントの 福田育子と申します。
「単極性感情障害」も「気分変調性障害」もアメリカ精神医学会の定めたDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders(DSM)の中にある病名です。ですから「病気として捉える見方自体新しい」というのは もしかしたら「日本で知られるようになったのが新しい」という意味かもしれません。
DSMは1952年に発表されて以来、5回の改訂を重ねていますが 現在のDSM-IV-TRは2000年に改定されたものです。「気分変調性障害」(Dysthymic Disorder) は1994年のDSMには既にあったというところまでは調べられましたが それ以前までは調べられませんでした。このことから15年以上の経験があられる方であれば 診断は可能ではないかと思います。
私も「うつ症状」を体験しています。私は「薬では治らないだろう。」と思いました。性格が影響している、と体で感じたからです。そして 解決方法を模索するうちに アドラー心理学の「勇気づけ講座」に出会いました。EMDRセラピーに出会った今は EMDRセラピーで「小さなトラウマ的な出来事」から解放された後、「勇気づけ」講座の内容を実践することによって性格を変えられる、と思っています。
(自分では「単極性感情障害」に分類されるだろう、と思っていましたが カウンセリング心理学をアドラー心理大学院で学ぶ中で「適応障害」だと、教授から指摘を受けました。)
私の場合は「勇気づけの実践」だけでしたので「幸福感」を感じることができるようになるまでは時間がかかりました。
「性格だと諦めて生きて行く」「もっと楽しく残る人生を生きられるよう、可能性のあることには挑戦する」など、選択肢は考えられると思いますが いかがでしょうか?
ご質問にお答え出来たか分かりませんが、tossie様の36才という若さで「諦めて・・・」が気になったので回答させて頂きました。
(私がうつ症状になって「性格改善」に取り組んだのは40代半ばでした。)
tossie様のご回復をお祈り致しております。
評価・お礼

tossieさん
2010/12/13 21:38回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

シェシャドゥリ(福田)育子
2010/12/14 10:06tossie様
御礼のお言葉と評価、ありがとうございました。
コラムに「うつ病になる3つのタイプ」を書きました。
お時間がおありでしたら 読んで頂けますでしょうか?
回答を補足する意味もあって書きました。
お大事になさって下さいませ。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング