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企業型の確定拠出年金でのリバランスについてお聞きします。
現在国内株式、国内債券、外国株式、外国債券の4種を25%づつ保持しており
毎月の拠出も上記4種を25%づつ割り当てております。
今は4種とも同じ割合になっているのですが今後割合が変化した際の
リバランスの方法を教えて下さい。
現在の状況を以下としてご回答お願いします。
国内株式、国内債券、外国株式、外国債券をそれぞれ基準価額が10,000円で
各資産の価値が以下のように変動したとします。
国内株式:10,000円
国内債券:12,000円
外国株式:9,000円
外国債券:11,000円
私が考えているリバランスの方法は以下の3つかと思っています。
1.4資産の平均が10,500となるので国内債券、外国債券を売却し
その分国内株式、外国株式を購入し各資産価値を同じにする。
毎月の拠出割合は変更しない。
2.各資産の売却購入はせずに拠出額を毎月変更し各資産価値が
常に25%に近い状態になるように調整する。
3.割合を25%にすることに拘らず半年か一年毎に拠出額を変更する。
その際に4資産に最低20%づつ振り分け残りの20%をその時の
基準価額が低いものを購入する。(口数を増やす)
以上のように考えているのですがこの方法はあぶない、意味が無いとか
他にこういう方法があるなどございましたらご回答のほど宜しくお願い致します。
鍵街の葵さん ( 東京都 / 男性 / 25歳 )
回答:4件
時間を考慮した配分を
鍵街の葵様、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談の件、どのように配分すべきかについて、絶対的な答えがあるわけではありませんが、各資産クラスのリスクとリターンの性質を考えながら組み立てるのもひとつの方法です。
リスクとリターンは、見合った関係にあるという前提で、期待リターンの高い順で並べると、一般的には、おそらく、外国株式、国内株式、外国債券、国内債券の順になると思います。
ただ、国内は、デフレ傾向が続いていますから、国内株式は、リスクをとる割にそれほど高いリターンが期待できない可能性もあります。
(もちろん絶対的な答えはありませんので、ひとつの考え方です)
あとは、時間の使い方です。
リスクが高めの外国株式型でも、長期で運用すれば、過去のデータからは、上がったり下がったりしながら、結局上がる、という傾向が確認できますので、もし将来もその通りになると予想するなら、今は、より積極的にリターンを求め、外国株式型100%のポートフォリオを組むという手もなくはありません。
確定拠出年金は、原則として60歳からしか受け取れず、途中引出が出来ませんので、必然的に時間を考慮した運用になると思います。
25%ずつを厳密にキープしていく方法もわるくはありませんが、時間の中で、アクティブに配分を変えていく方法もあります。
いずれにしても、目標金額や目標リターンなど、骨格となる投資計画を策定してから、細かな部分を考えることをおすすめします。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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リバランスの考え方とタイミング
鍵街の葵 様
初めまして、ライフプランの実現と資産運用をサポートするオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
国内外の株式と債券の均等配分は、過去の例ではリターン・リスクの観点から、最も基本とされるものです。この資産配分をご継続する場合には、リバランスは都度売却と購入で調整を行います。
方法は1.をお勧めします。但し、資産残高が少ない間は、リバランスで資産配分方針の状態に短期間で戻りますので2.でも宜しいかと思います。
リバランスを行うタイミングですが、1年~3年ごとに1回の見直し(現在手元のデータでは3年ごとが効率的です)、又は資産配分のバランスが5%以上偏りが出来た場合と考えています。設問の状況は各資産のバランスは5%未満ですから、慌てずとも良いように思われます。ただ、定期的に行うことを方針としているならば、リバランスをお勧めします。
3.の方法はお勧めしません。確かに安くなったものを購入すると、良い結果を生むように思えますが、明日以降の下落・上昇するアセットは予測できず、二年続きで当該資産が下落することも有ります。そして、この手法を進めますと当初の方針が崩れます。元に戻ることが有りません。
別の観点から配分を考えた場合、確定拠出年金以外の資産配分はどのようにお考えでしょうか。一度確定拠出年金を+その他の資産という全体像を把握されるようお勧めします。
その際には現預金(短期金融商品)を加えた5資産で配分をお考えください。夫々が20%で均等配分に為ります。
そして、確定拠出年金は、長期間資金が引き出せませんが、その代わり利益は非課税です。
従いまして、税の繰延べ効果も大きく、GDPの拡大に沿ったリターンが期待できる株式を対象とするインデックス・ファンドで運用し、年金以外の資産でバランスを保つこともご検討ください。
補足
本回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、
有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご質問者と読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、
読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本回答は、信頼できると判断した情報に基づき作成されていますが、
その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。
また、情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。

新谷 義雄
行政書士
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ポートフォリオの
鍵街の葵さん、初めまして・1級企業年金総合(DC)プランナーでFPの新谷と申します。
均等な資産配分をされていて、今後もなるべくぶれの少ない資産構成にしてゆきたいですね。
各期間の「期待利益」と「標準偏差」の組み合わせぐらいは把握しておき、期間経過後とのパフォーマンス比較の目安にして貰えれば良いのですが、リバランスのサイクルは確定拠出年金で・・・となれば大きなリバランスは必要は余りないでしょう。
ザックリと25%づつでポートフォリオを組み立てていけば良いと思います。
ちなみに私の推奨する組み合わせは
目標とするポートフォリオとしまして
国内株式 20%
国内債券 20%
外国株式 30%
外国債券 10%
その他 20%
これでの構成を基本に微調整していくのが理想的であると思っていますのでご参考に。
鍵街の葵さんのお考えでは2の拠出スタイルに近いと思います。
FPオフィス クローム
ファイナンシャルプランナー 新谷義雄
http://1st.geocities.jp/office_chrome
(現在のポイント:-pt)
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