対象:お金と資産の運用
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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ご質問へのお答え
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Ginger 様
初めまして、ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
多様なご質問ですので、主な点をお答えします。
1.数年後に総資産の年2〜3%のリターンが漠然とした目標です。
数年後に資産配分を終了後の目標リターンと理解しますと、私がデータソフトによりますと
短期金融商品(預金等)、国内外の株式と債券の5資産クラスに均等に配分した場合に、各指数による予想平均収益率(期待リターン)が4.2%、標準偏差(リスク)は7.7%に為りますので、コストを1.0%と仮定しますとリターンは3%程度と見込まれ、2標準偏差(リスク)でのばらつきは-12.2%〜+18.6%の範囲と考えられます。目標とするリターンを1%下げるには、短期金融商品と国内債券の比率を上げ、このことによりリスクも下がります。
(Ginger 様のご要望収益率、リスク許容度、投資期間等々諸条件に相応しい資産配分の資産を承ります)
なお、新興国の債券や株式への配分は0〜5%程度でも目標が達成できるものと考えます。
2.目的がお小遣いのため再投資型or分配型(デメリットは承知済)かも思案中です。
お小遣いとしても、多分配型はお勧めできません。必要な金額をMRFか普通預金で賄い、年に一度の決算(分配金)を預貯金に移動されては如何でしょう。
また、(十分に分散した業種など)個別株式を購入することで、株式配当金を得てこれを小遣いの一部に充当することもご検討ください。
3.改善される良い事項
普通預金とMRFにおいてある資金は勿体無い資金と考えます。せめて円のMMFをご購入ください。殆どの運用会社の利回りは0.1%が見込まれますし、購入後1ヶ月経てばペナルティなしでカードでの引き出しが可能です。(米国では普通預金代わりです)
外貨MMF、豪ドルとNZドルのものは為替リスクが大きいので、配分は増やさないほうが宜しいかと考えます(リスクは低くに対応)。そして、ドルとユーロへの配分など通貨分散もご検討ください。
補足
4.リスクに関するもの
●不動産匿名ファンド 8.0% (予定利率4.8%/元本保証)
は、何によって元本が保証されるかが不明です。投資元本が本来の意味で保証されるものは、国家等が制度や法令で保証するものが対象です。例えば、日本に本店のある銀行の円定期預金1000万円まで、米国のMMFでこの場合期限が有ります。ご確認をお勧めします。
●例えドル・コスト平均法でも・・・
ドルコスト平均法は、有利でも不利でもないニュートラルな購入法です、一定の条件の場合に有利な投資法になるものとお考えください(ドルコスト平均法の誤解は何回もメディアで報道されています)
○このまま財政状況が改善されなければいわゆる「悪いインフレ」が起こる可能性があるのでしょうかる
このまま国債の増発が続けは゛、財政による金利上昇が見込まれます。折角プライマリーバランスの改善に取り組んだのち、なし崩しにばら撒き財政(麻生政権後)に戻ってしまい、国債の金利が高まり、金利リスクは高まっています。対応は、円だけでなく投資先の分散が宜しいのではないかと考えています。
▲外国債は当面は金利が上昇し、債券価格下落=債券投信価格も下落傾向
近い将来に起こるものと考えています。但し、より以上の影響は為替変動リスクです。日本がデフレから脱出出来なければ、円高傾向が継続します。
以上です。
宜しければ、ご相談を承ります。
http://www.officemyfp.com/
評価・お礼
Ginger さん
ドル・コスト平均法の件、日本株投信で継続中なので実体験とてらしあわせてよくわかりました。
詳しく解説いただきありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
夫(49才)と2人家族(子供無)です。昨年病気で退職し夫の給与から自由に使えるお金もありますが、経済的に頼りきるのは意に反します。自分のお金に働いてもらいお小遣いを捻出したく、最近中期… [続きを読む]
Gingerさん (東京都/43歳/女性)
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