対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
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60年の耐用年数と耐震性能のある家
構造と耐用年数の話です。現在の木造では30年が限界です。鉄筋コンクリート造(RC造)は40年でしょうか!。東京の首都高速道路が40年で造り替えられます。今のRC造は設計にも施工にも問題がありすぎます。コンクリートと鉄筋の強度が25年前位から上がりました。結果として柱と梁のサイズが小さい設計が横行しています。小さい柱ですと仕口のところで、柱の鉄筋と梁の鉄筋が錯綜してコンクリートが充分に行き渡らない現象がおきます。さらに現場ではコンクリートの打設を優先して、俗に言うシャブコンを採用します。木造とRC造での耐用年数が30~40年です。60年の耐用年数を満足させられるのは、重量鉄骨構造しかありません。ちなみにパリのエッフェル塔は屋外で120年の永きにわたり存在しています。蛇足で千葉県の地震の話をします。3.11の地震のつぎは房総沖と想像しています。地震の大きさは1677年のM8クラスでしょうか。筑波の産業技術総合研究所や筑波大学等の情報により確認される事をお勧めします。現在、建築基準法に定めている水平震度0.2(重力加速度200ガル)は最低のラインですの此処での設計には向きません。
以上です。 2014.5.5 中舎重之
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この回答の相談
新築戸建て住宅を検討しています。
家への要望は、60年間(死ぬまで)大掛かりな躯体のメンテナンスをしなくても大地震による倒壊の心配が無い家です。(60年間、耐震等級3以上の… [続きを読む]
コバキョンさん (千葉県/31歳/女性)
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