対象:リフォーム・増改築
難しい問題ではありますが!
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kaorin1970さんはじめまして、石崎と申します。
音は最終的には感覚の問題となりますので解決が難しいのですが、解決に近づくためのご参考になればと回答しております。
床の遮音に関して、軽量床衝撃音(LL)と重量床衝撃音(LH)の2種類があります。重量床衝撃音に関しては床仕上げの柔かさにはほとんど関係しません。ドスンドスンという足音は低周波成分で重量床衝撃音の関連になりまして、マンションの構造そのものの問題ですので、軽量床衝撃音の話に限定します。
防音タイプの直張りフローリングは現場での遮音性能はメーカーカタログの通りに出ていないのが現状といわれています。残響室での試験上の数値ですし、施工状況でも性能は落ちます。コツンというような落下音が軽量床衝撃音で中高域の周波数成分になり、カーペットのような柔らかな仕上げ材を使うことで大きな効果が得られます。
ダニや埃によるアレルギーの健康上の問題、簡易に高級感が得られる等の理由で問題となるリフォームが多くなっています。二重床にフローリング張りという方法もありますが、重量床衝撃音の性能を落としてしまう製品も多く、建築業界内でも難しい問題になっています。
流水音他の固体音といわれるものについては床衝撃音との関連がうすく、コメントができません。
いずれにしても音の知識が無いであろう区分所有者の承認を取ればその限りではない、という規約は無責任に思います。現行の管理規約に問題があるとも思います。単一の業者相手の話ではなく、マンション全体で取り組んでよい問題であろうと思われます。集合住宅には避けられない大きな問題ですので、管理組合を交えて話し合いをされると良いと思います。ご参考になさって下さい。
評価・お礼
kaorin1970 さん
ありがとうございました。確かに管理規約は無責任だと思います。管理組合にも再度相談して、なんとかよい方向に進めばと思っています。
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この回答の相談
私はマンションに住んでいるのですが、先日上の部屋に新しい人が引っ越してきました。入居前にリフォームをしたのですが、リビングを敷き詰めカーペットからフローリングに変更するというものでした。… [続きを読む]
kaorin1970さん (埼玉県/36歳/女性)
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