対象:お金と資産の運用
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あらゆる角度で検討しましょう。
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はじめまして、FPの岩川です。
ご回答致します。
1)ETFはコストだけをみれば良いと思いますが、実際に行うには、非常に手間と無駄が生じます。
仮に外国ETFを購入する場合、
↓コストを支払い、ドルに転換
↓そのドルで外国ETFを購入
↓口数買いなので、ドルが余る。(外貨MMF等を買うしかない)
(余ったドルは投資機会の損失になる)
↓配当も、ドルで受け取り再投資不可(外貨MMF等を買うしかない)
リバランス時は、
外国株式ETFを売却し、TOPIXのETFを購入する場合は、
恐ろしいほど手間と時間と無駄が生じます。
↓外国ETFの売却。
(口数ですから、ぴったりのリバランスが不可能なことも)
↓売却代金を、今度は、円に戻す(コストがかかる。)
↓TOPIXのETFを買う。
↓端数の現金が余る。
実質、複数のETFを購入した場合、ほぼリバランスは困難です。
ETFは、至るところで、お勧めされているが、手間、時間、無駄を考えれば、
インデックスファンドが利便性、効率性は高いと思います。
数千万でETFの運用をするのは、1円安い隣町のガソリンスタンドまで、時間とガス代を掛けて、給油しに行くようなものかも知れません。
資産運用は、人生のメインではなく、縁の下の力持ちであることが、結構大切です。
2)ドルコストは、下落時は、単価を下げると言われますが、平均化するだけです。
上昇時は、単価を上げます。ただ、高値づかみを避けるには、良い手段です。
積立投資は、投資の効率性より、下落時の心理的負担の軽減を重視した方が宜しいかと思います。
30年後は上昇していることを前提に考えれば、積立投資は、投資機会の損失と考えることもできます。
http://www.toushinmkt.com/menu/c_q&a_01.html#07.12.9
補足
3)アセットアロケーションは、目的までの期間だけでなく、投資方針、投資者の考え方や、人の性格も考慮して決定しますので、回答できなのが正直なところ。
参考までに。
http://www.toushinmkt.com/tm/examination/voice9.html
4)資産配分が自分に合っていると思われるのであれば、セゾンでもよいと思います。
運用をプロに任せると失敗する可能性が高いですが、セゾンインデックスの様にバランス修正のみをプロに任せる場合は、素人より結果は良くなると思います。
(非課税でリバランスができるのもバランスファンドメリットです。)
教科書では、良いと判断できることでも、
実際に経験してみると、本当によいのか疑問に思うことがたくさんあります。
ETFは、良い例ですが、お勧めしている新聞や書籍がありますが、コストという一つの角度からの検証と言うことです。
一般家計の資産運用には、非常に難しいと思います。
ご不明な点があれば、気軽にご質問下さい。
評価・お礼
junjunjun さん
非常に丁寧で私の意図にそったご回答頂き勉強になりました。
個人的にはもう一度、米国株が暴落したところで買いに入ろうと思います。
それまでは積立で勉強します。
有り難うございました。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- ( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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この回答の相談
現在32歳で妻は31歳、子供1人(0歳)です。
再来年にもう1人子供が欲しいと思っています。
収入は夫婦で手取り60万円程度ですが、来年より100万円程度になりそうです。
昨年よりセゾン・バンガード・グローバルバ… [続きを読む]
junjunjunさん (宮城県/31歳/男性)
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