対象:住宅設計・構造
盛土はキケンがいっぱいです
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盛土は沈下の心配のほかに
1.水はけの問題
2.土圧の問題
が生じます。
1.既存の土に異種の(他の土地から運んだ)土を盛土すると透水性の違いにより、雨水が層の境目にたまったり流れ出る恐れがあります。
よく、道路面のよう壁の地盤面近くから水が染み出る症状を見かけるのは、このタイプです。水抜きパイプで排水している場合でも土内で水が腐って庭の樹木に影響を及ぼす場合がよくあります。
2.+400の盛土とはいえ、境界ブロック壁にかかる土圧はかなりのものがあります。ブロック積みにおいて、規定以上の補強が必要になります。
水はけの問題の無い土地でしたら、道路面から玄関までの段差は将来を見据えたバリアフリーの観点からもお勧めできません。
私がリフォームにおいて携わるお客様の住宅では、道路面から玄関・廊下の段差があるお宅が多く、改修にかなりの費用がかかってしまったり、リフトを導入する例が多いです。
べた基礎は耐震において最も重要な箇所なので、ハウスメーカーに任せきりにせず、基礎幅や耐圧厚さ・コンクリート強度・配筋・土台アンカーのピッチなどについて第三者機関のチェックを受けることも追記でお勧めいたします。
評価・お礼

みどちゃん さん
ご回答有難うございます。
盛土の危険性が強く認識出来ました。
>バリアフリー…
極力、段差のないオープン外溝とする予定です。
まさしく、この点から言えば地盤高を上げることは正反対の行為ですね。
基礎その他は第三者機関のチェックを受けることになっています。
回答専門家

- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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