対象:ペットの医療・健康
RE:猫の横隔膜ヘルニアについて
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横隔膜ヘルニアとは横隔膜の一部が裂開し腹腔臓器が胸腔内へ逸脱した状態です。
先天性のものと外傷性によるものがありますが、先天性のものの多くは出生後すぐに死亡してしまいます。
先天性の可能性は否定できませんが肋骨の形がおかしいく、突然呼吸器症状が認められたということから落下や交通事故などによる外傷性の可能性も高いかと思います。
慢性横隔膜ヘルニアは急性横隔膜ヘルニアと比較して外科手術による死亡率が高いと報告されています。また長期間、腹腔内臓器の絞扼が続くと壊死や血管損傷を起こし手術がより困難になります。
通常、画像検査で逸脱した臓器や肺の状態を確認し可能であれば出来るだけ早期に外科手術を行います。しかし重度の肺挫傷がある場合は状態が安定してから手術を行います。
まだ生後3カ月なので呼吸状態が安定し、食欲が出てくればまだまだ大きくなると思います。リスクはありますが状態によっては手術も可能かと思います。
かかりつけの先生と今後の治療方針についてよくご相談されることをお勧めいたします。
評価・お礼
こいけ さん
詳しく、又丁寧に教えて頂き、本当に有難うございます。
病院の先生方と協力して子猫を支えて行きたいと思います。
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こいけさん (神奈川県/21歳/女性)
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