対象:経営コンサルティング
「お客様」を利用してください
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ビジネスコーチの中江@ダイアローグ研究所です。
ご質問ありがとうございます。
業績好調ということでおめでとうございます。確かに良い時は目先の仕事をこなすことで精一杯になり、なかなか将来展望を描くことがおそろかになりやすいですね。
しかし良い時だからこそさのまささんが思っていらっしゃるように将来の会社の目指すべき姿を社内で共有しておくべきです。
さて、そのための切り口ですが、役員会で「お客様のニーズ」について議論されることはいかがでしょか。
自社のお話を切り口にすると、部門間の問題などがネックになって議論が進まない、分散することがあります。抽象的なビジョンの議論も言葉遊びに終わりがちです。そこで具体的な外部要因であるお客様について議論されることをお勧めします。
具体的には、
1.お客様の現状のニーズについて
2.御社が対応してるニーズとそれを獲得できている要因について(つまり業績好調の要因をお客様視点で分析します。)
3.今後のお客様ニーズの変化・移行・拡大縮小についての予測
4.御社が現在事業の延長線上で取り組める、またはチャンスのあるニーズ領域の候補案(複数案)
以上のような内容で仮説を立ててそれを持った上で、役員会で「お客様の今後のニーズ変化と当社のチャンスについて」というテーマで議論したらどうでしょうか。
事業拡大の議論ですから反対される役員はいませんでしょうし、前向きな議論がなされると思います。ポイントは現状をしっかり押さえることと、お客様のニーズを広くとらえ、御社として将来対応できる領域をあえて広く提示することです。それから時間軸(現状・拡大・将来)をもってニーズマップをお書きになると、自然と議論の中で「選択と集中」がおこり、集約されてきます。
弊社ではここでご説明しているニーズマップやフレームについての資料を用意しています。ご関心がありましたらお問合わせください。
評価・お礼
さのまさ さん
有難う御座いました。
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建築関係の専門工事業の役員です。
設立して2年を迎えようとしていますが、設立当初の目標も曖昧だったせいか、会社の行く末が定まりません。
しかし、設立当初の予想を反し、業績は好調。競合店との差別化と… [続きを読む]
さのまささん
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