対象:矯正・審美歯科
回答数: 2件
回答数: 6件
回答数: 5件
河合 悟
歯科医師
2
舌突出癖が原因かも知れません
舌足らずなしゃべりかたの原因は、歯並びとの関係よりも多くの場合普段から舌の位置が正しい所にないことです。正常な場合、普通にしている時舌の先は上の前歯の裏側の歯ぐきのざらざらしたところに在り、唾液や食べ物を飲み込む時には、舌の上に食べ物や唾液が載り、下が前方から上顎全体に下が吸い付けられるようにして飲み込みます。しかし、舌足らずなしゃべり方をしている人の多くは、普段舌が舌の歯の裏側や上下の前歯の間にあり、ものを飲み込む時に前歯を強く押したり、上下の前歯の間に舌を突き出したりしています(この癖を”舌突出癖”あるいは”タングスラスト”と言います)。このような習慣が有ると、舌を上にあげるのが上手くできず、前歯の裏側の歯ぐきの所に舌の先を当てて発音する”サ行”や”タ行”の発音が正しくできなくなり舌足らずのしゃべり方になってしまいます。
また、こうした習癖がある人は、開咬(前歯が噛めない状態)や上下顎前突(上下の前歯が前方に傾斜し突出していて唇が閉じにくい状態)の不正咬合の場合が多く見られます。 舌足らずのしゃべり方を治すには、まず舌の正しい位置を覚え、正しい嚥下習慣(飲み込み方)を身につける必要があります。そのためのトレーニングも有りますから、不正咬合のチェックも兼ねて矯正歯科を受診されるのがよいでしょう。
樋口矯正歯科クリニック 福岡
福岡外科矯正ガイド
樋口矯正歯科クリニックの院長のブログ
樋口矯正歯科クリニックのスタッフのブログ
(現在のポイント:6pt)
この回答の相談
舌足らずなしゃべり癖や顎関節症は、歯の矯正をすれば直るのですか?
pcs20662さん (三重県/27歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A