対象:家計・ライフプラン
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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老後資金の概算と資産運用について
美佐江 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
老後の生活は個々のご家庭で様々ですが、総務省平成18年の家計調査に寄れば、高齢世帯の生活費は約25万円で、収入との差は54,000円、年間約65万円の不足を貯蓄から補っています。
また、60歳以上の単身世帯では、生活費が約14万円、不足額が27,000円、年間約35万円を貯蓄から補います。
宜しければ下記コラムを参照下さい。
老後の生活費と必要な貯蓄額
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/16927
もし、60歳からの30年間を考えますと現在価値で、1,950万円と単身では1,050万円が目処になり。
多少のゆとりも考えた目標としては、ご夫婦で3,000万円と単身で1,500万円がになります。
一方、資産形成では、毎月1万円の積立で年3.0%の複利運用が出来た場合、22年間(60歳まで)では約373万円、27年間(65歳まで)では約498万円になります。
そして、同じく現在の450万円を同様の率で運用できた場合は22年で約862万円、27年で約1,000万円になります。
従いまして、3,000万円を目標にした際には、60歳退職で月6万円が貯蓄のペースになります。
住宅購入に関しては、此方のコラムを参照下さい。
住宅取得に関する費用
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/32053
補足
資産運用では、ドル建て預金や保険は有利な運用先では在りません。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、手元資金の確保も考慮して、定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式、5資産に投資配分されるようお勧めします。
例えば5資産に均等配分すると、期待リターンは3.5%、リスクは8.0%になります。これは、年間の運用成績の68%が、-4.5%〜11.5%の範囲に収まることを示します。
期待リターン3%の運用には定期預金と日本債券に配分を多めに取ってリスクが下げられます。
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。ご参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
http://www.officemyfp.com/ETF-6.htm
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
はじめまして、38歳独身女性、専門職で派遣社員として働いています。現在の家計診断と今後のマネープランについてアドバイスをお願いします。
今後このまま独身で生活していくときに、どのくらいのペースで… [続きを読む]
美佐江さん (東京都/38歳/女性)
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