対象:お金と資産の運用
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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方針と資産配分の考え方をお伝えします
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ぺこぺ様 初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
金融資産全体の中で資産配分を図りますと、ぺこぺ様は、預貯金に350万円、日本債券(MMF)50万円、外国債券100万円、外国株式に100万円の配分です。元本保証の預貯金と、元本割れの少ないMMFが3分の2を占めていますので、リスクは抑えられているものと考えます。
ただ、外国株式の対象市場がエマージング諸国ですので、両ファンドだけを見れば、ハイリスクなものになっています。
また、ワールドプライムは毎月分配型で、毎月分配金を確定するコストがかかり、また税金を払いますので税の繰延べ効果も無く、資産形成には不向きな商品です。
次に投資信託をお買いになる際には、インデックス・ファンドをお勧めします。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
従いまして、投資方針(ローリスク・ローリターンを目指す。期待リターンを何%にする)などを決め、資産を1.定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、2.日本債券(国債・MMF)、3.日本株式、4.外国債券、5.外国株式、5資産クラスへの投資配分をお勧めします。ぺこぺ様の資産には日本株式が含まれていませんね。
例えば5資産均等配分では、期待リターンは3.5%で、リスクは8%に抑えられます。私のHPに資産配分シリーズとして資産配分検討表とともに、参考のため、皆様の年金を預かり運用している、年金積立金管理運用独立行政法人、年金基金連合会や企業年金連合会の資産配分、そして各資産クラス別の期待収益率を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
補足
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
日本株式はTOPIXに、外国債券はシティーコープ国債指数、外国株式はMSCIコクサイに連動するインデックス・ファンドをお勧めします。私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。ご参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
評価・お礼
ぺこぺ さん
早速にご回答いただきありがとうございます。
リスクは抑えられているとのこと、安心しました。
ワールドプライムは以前、日経連動のものの償還で大損をして買い換えたものでした。資産形成にはインデックスの方が良かったのですね。
日本株が無い、外国株の対象がエマージングだけと言うのは偏っているのですね。
今まで勧められるままにやって来ましたが、勉強してみようという気になりました。
ありがとうございました。
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