コーギーの噛みつきについて
ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。
コーギーの飼い主さんからは吠え声と噛みつきのご相談が多いです。
噛みつかれるとかなり重症になることもありますので、コーギーを飼い始めたら、攻撃性が出てこないように、吠えがひどくならないようにしつけをすることが大切です。
だいたい反抗期は生後6ヶ月ぐらいから1歳ぐらいの間なので、2年間そういう攻撃性が出ていなかったのであれば、反抗期というわけではないでしょう。どちらかというと、大人しく、トリミングやシャンプーをさせていたけど、実際は嫌で、今まで我慢してきたんだけど、堪忍袋が緒が切れて噛み付いたら、やめてくれた。なんだ!吠えて噛めばやめてくれるんだ!ということに気がついたというところでしょうか。
2年間嫌なシャンプーやトリミングを我慢してくれていたというのは、結構我慢していた方ですね。体を触られることにならしたり、そういうしつけやトレーニングが不足していたということでしょう。
今からでも行動修正をすることはできますが、下手にすると怪我をしますので、専門家の指導を受けた方が良いでしょう。ご褒美を使って、体を触ることにならしていく方法が良いと思います。無理矢理リードを引っ張っていうことを聞かせるようなトレーニングをすると、攻撃性が増強する場合がありますので、注意が必要です。
動物行動学や学習理論を理解し、最小嫌悪刺激でトレーニングのできるトレーナーさんを探して指導を受けることをお勧めします。
私がしつけ教室をしているペットショップでは、他のトリミングショップで断られてきたワンちゃん達がしつけ教室に通いながら、シャンプーやトリミングをしてもらっています。トリミングショップでも、しつけ教室をしているところを探してみるのも良いかもしれませんね。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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