犬のストレスの原因と対処法を教えてください
2015/09/13 22:04自分の足を噛み続ける。しっぽの毛を口でむしり取る。家具を噛む。畳やふすまの表面を噛んではぎ取って、それを食べてしまう。くるくる回る。
このような行動が1ヵ月以上続き、明らかにストレスだと分かります。
2年程前もこのようなことがあったのですが、しつけ教室の先生に相談するとストレスからくる行動だと分かり、散歩を増やすように言われました。
散歩を増やしたら嘘のようにピタリとストレス行動がなくなりました。
しかしまた最近同じストレス行動が見られ、散歩をしてもおさまりません。
畳やふすまをかじるので家もダメになっていくし、今まで興味を持たなかったリモコンや小物など、家のあらゆる物をいたずらしていきます。
吠えも増えて、私の帰宅時にまで激しく吠えるようになってしまいました。
何が原因かと考えたのですが、丁度1ヵ月半前から別居している私の父が夕飯を食べに毎日来るようになりました。
それ以前も父は月に2~3回は我が家に来ていたし、来れば犬も喜んでいました。
他に環境の変化は見当たりません。
しかし父が夕飯を食べに来るようになってから、二度父を本気で噛むということがありました。
その時の状況を私も見ていましたが、家族だったら同じことをしても噛まれるようなことはありません。なので何故突然噛んだのか不思議です。
相変わらず父が来れば喜ぶので嫌いではないと思うのですが。
嫌いでない相手でも、家族以外の人が毎日我が家に訪れるということは犬にとってストレスになったりするのでしょうか?
原因を取り除きたいのですが原因がなんなのか分かりません。
散歩でストレス行動がなくならない場合は他に方法があるのでしょうか?
お世話になっていたしつけ教室は今は休業中なので他に聞くところもなく困っています。
よろしくお願いします。
ププリさん ( 静岡県 / 女性 / 37歳 )
回答:3件
ワンちゃんのストレス
ワンちゃんがストレスを受けているのを見ると、ワンちゃんもかわいそうだと思いますし、どうにかしてあげたいと思う飼い主さんもかなりの心労を受けますね。
ワンちゃんは群れで生活をする動物で、その群れにはリーダーがいて群れを守って従えていきます。リーダーが強ければ強いほど、ワンちゃんは安心をして生活を送ります。もしかしたら、このワンちゃんがリーダーシップを取っているけれども、自分でもリーダーとしてそんなに自信がないかもしれません。ワンちゃんのストレスは群れが弱いことから起こる事がほとんどです。ストレスから来る自虐行為(手足を異常なくらい舐めたり咬んだりする)、禿げてくる、胃潰瘍、などを良く目にします。
ワンちゃんが安心をして生活をしてもらうためには、飼い主の方がワンちゃんから見て信頼される強いリーダーになる事が大切です。そのために、例えばワンちゃんの要求(命令)に答えない、ドアの出入りは、ワンちゃんではなく飼い主の方、ご飯は飼い主の方が先に食べる、おやつをあげない、など犬社会のリーダーがすることに似たような行動を取る事が大事です。ワンちゃんは人間とは違う動物で、全く違う事を考えます。ワンちゃん目線で、飼い主の方が強く見える行動を取ってみてください。ワンちゃんは飼い主の方が変われば、何歳でも変わります。ワンちゃんのためにも、飼い主の方が強くなって安心させてあげてください。
評価・お礼
ププリさん
2015/09/15 17:09飼い主が変われば犬は何歳でも変われるというコメントに安心しました。
犬から必要とされているという愛情を実感できていても、こちらがリーダーシップをうまく取れていないかもしれません。手間も時間もかかるけど、もう一度犬との関係を見直していこうと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 川添 千絵
- (犬の問題行動解消セラピスト)
- バークバスターズ ジャパン 代表取締役
問題行動がある犬と飼い主さんをハッピーにできるしつけです。
ワンちゃんが大好きで始めたお仕事ですが、今はもっともっと好きになってます。ワンちゃんも飼い主さんもハッピーになってもらえるのは、本当にうれしいです。餌を使うことなし、無理矢理押さえることもなし。年齢や問題行動問いません。
ストレスによる自傷行動と破壊行動
ペット行動コンサルタントSENDAの千田です。
ストレスによって自傷行動や破壊行動が起こることはよく知られています。原因となるストレスを解消することで解決するならば、それが一番簡単な対処法でしょう。前回の場合は運動不足がストレスの原因だったのでしょう。
ププリさんは、ワンちゃんはお父様が来るのを喜んでいたと思っていたのでしょうが、お父様が本気で噛まれるようなことがあったのであれば、ワンちゃんがお父様にそれほど喜んでいたのではないのかもしれません。また、月に2、3回来るお客様なら許せるけど、毎日来る「家族」としては受け入れられないのかもしれません。
ワンちゃんにストレスがかからないように環境を整えてあげることは大切ですが、生活の全てをワンちゃんに合わせることはできません。ワンちゃんにも人間の生活に合わせてもらう必要があります。
ワンちゃんにお父様が家族であり、その家族がワンちゃんにとっても良い家族であることを理解してもらうために、お父様にご飯をあげてもらったり、散歩に連れて行ってもらったりしてはどうでしょうか?
また、ストレスによって自傷行動や破壊行動を起こすことで関心を得ようとしているのかもしれません。自傷行動が起こった時は、その場を離れるとか、破壊行動が起こるのであれば、ケージに入れるというようなしつけも必要でしょう。
もともと、ストレス耐性の低い性格をしているのかもしれません。私のところではバッチフラワーを使いながら、社会化を進めて、ストレス耐性の高い性格に育てていくことをお勧めしています。本も出版していて、ペットのためのセミナーも行っていますので、参考にしてみてください。
評価・お礼
ププリさん
2015/09/15 17:19ご回答ありがとうございます。
父親か犬かどちかを取るしかないのかと悩んでいましたが、コメントを読んで希望が見えてきました。父が良い人だと認識してもらえるように父にも接し方を変えてもらおうと思います。
高齢のため散歩は難しいので、ご飯+ご褒美をあげて良い印象を持ってもらうことにします。
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
千田 純子が提供する商品・サービス
愛犬や愛猫を理解し、困った行動を改善するお手伝いをしていきます。
犬や猫の行動にお困りの飼い主さんにアドバイスしています。
お父さんの態度は?
はじめまして、安藤です。
お父さんが毎日来るようになって、ストレス行動が出始めたのですね。
たまに来るお父さんと、毎日来るお父さんと言うのは、どのように接しているかによって、
ワンちゃんからのイメージが変わっていきます。
ワンちゃんに対して、何もかまわないお父さんであれば、たまに来るのも毎日来るのも変わらないでしょう。
ただ、よく相手してくれるお父さんであれば、2週間ぶりに会えば、喜びが大きすぎて、たくさん相手してあげても、うれしいだけで終わりますが、毎日会うお父さんであれば、会った瞬間は喜びは大きいでしょうが、「久しぶりに会えたー」と言うほど喜んではいません。にもかかわらず、毎日毎日、相手してあげていれば過剰すぎます。十分満足しているのに、まだ遊んであげようとするのは、そのワンちゃんからすると、ストレスに感じ始めたのではないでしょうか。
満足しておしまいにしてほしいのに、まだ相手してあげようとすれば離れていこうとするかもしれません。でも、それに気づかずに捕まえにいこうとすれば、「はなして」と言うつもりで咬んだりもします。もちろん、そのことで噛んでしまうと言うことは、主従関係が出来ていないと言うことではありますが・・・。
運動不足から来るストレスであれば、運動を増やすことで疲れさせてあげれますし、それによってストレスも減ります。お父さんの存在がストレスになっているのであれば、引き続き、ご飯を食べに毎日来てもらい、でも、出会ったときにおやつを数個あげるくらいで、それ以外はワンちゃんに声もかけないで帰っていくという形で接してもらってはいかがでしょう。「最近お父さんがあまり遊んでくれない」とお父さんとのコミュニケーションをもっとほしがるようにするためです。(ワンちゃん目線で)
ストレス行動がなくなるまで、お父さんには寂しい思いをさせてしまいますが、我慢してもらってください。
それと、ワンちゃんがずっと喜んでいると思わないことです。喜んでいるのなら、本気で咬みませんから。来てくれた数分だけ喜んでいると思ってください。
評価・お礼
ププリさん
2015/09/15 17:28ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通り、本気噛みは父と犬との関係性が築けていないのが原因ですよね。
父には毎度接し方が間違っていると教えてはいるのですが、高齢のため理解することも難しく仕方ないと諦めていました。でも父がストレスの原因になっている可能性があるのなら、諦めず関係性を良くしていこうと思います。
回答専門家
- 安藤 智洋
- (奈良県 / しつけインストラクター)
- 出張トレーニング トイ・トイ・トイ 代表
犬の性格を配慮したトレーニングを犬好きトレーナーが指導します
飼い主様からいろいろお話を聞かせて頂きそのお宅のワンちゃんを知ります。一緒に練習をしていき、ワンちゃんが変わっていくたびに飼い主様の笑顔が増えることがうれしいです。愛犬に困らされて険しい顔をしているよりもいつも笑顔でいれたらいいですね。
(現在のポイント:-pt)
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