対象:住宅設計・構造
お子様に徐々に自分の場を与えていくという方法も考えられます。
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はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
確かに仕切り方にもさまざまあり、仕切らない状態から、腰くらいまでの低い家具、座ると頭が隠れるくらいの中背の家具、立っても隠れる高い家具、そして本格的に壁と扉、と順に仕切った場所の独立性が上がっていきます。それを利用し、初めから壁と扉で仕切った子供部屋を与えず、お子様の成長に合わせて場所の独立性を高めつつ、自分で片付け、勉強し、寝る場を少しずつ与えていくという方法も考えられます。
その場合技術的には、新築段階で少なくとも将来の壁、扉、クローゼットの位置をキチンと、できれば背高家具を置く場合の位置までだいたい目安を立て、2階の床や天井裏の梁組みと、支える1階の柱配置などについて設計段階で構造的にあらかじめ対応しておいてもらうことをお薦めします。例えば、壁際には家具など積載荷重が集まりやすいですし、背高家具が地震で倒れないよう天井に対して突っ張らせるには、天井側に突っ張り返せる受け面が必要となりますので。
以上、多少なりともyumieruさまのご参考になれば幸いです。
評価・お礼
yumieru さん
2015/06/05 10:29
ありがとうございます。
当分の間は家族四人で寝ることをかんがえているので大変参考になりました
回答専門家
- 大沼 徹
- ( 東京都 / 建築家 )
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
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