対象:住宅検査・測量
上村 美智夫
建築家
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外部の湿度と住宅の窓の結露について
はじめまして、PAO建築設計の上村です。
住宅の外部(屋外)の湿度は雨が降れば上り、晴天がつづけば20~30%程度まで下がります。
屋内の湿度もその影響を受けますので、雨降りの時は窓を閉め、晴天の時は開ける等のことで、屋外の湿度の変化の影響を少なくすることが可能です。家全体を常に締め切るのではなく、屋外の天候に応じて窓を開け閉めして、通風を良くして湿度を調節する配慮も必要になります。また、屋外の湿度が高い時に、必要以上に換気扇等を回したり、窓を開いたりすると、屋外の湿度を取り込むことになりますので避けるべきでしょう。
結露が発生しやすい冬場の屋外は、一般的に乾燥している日の方が多いと思いますが、その様な環境下では、窓を閉め切り屋内で洗濯物を干す等水蒸気を大量に発生させる様な事をしない限り、結露はそう多くは発生しないと思われます。
よって発生した結露の原因が屋外の湿度によるものなのか、または、室内から発生した湿度によるものなのかを確かめるために、屋外(特に北側)と屋内(2階北側子供部屋)の湿度を24時間、1時間程度の間隔で結露のひどい季節数カ月測定してみては如何でしょうか。2つのデータの湿度の変化に関連性があれば、屋外の湿度の影響が疑われますし、関連性が無く結露するようであれば、屋内で発生する水蒸気が原因かもしれません。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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上村 美智夫 / Michio Kamimura
PAO建築設計
http://www2.gol.com/users/paoarchi/ E-mail paoarchi@gol.com
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この回答の相談
・去年の年末に新築の家に引越ししました。
冬場だったので、窓はペアガラスですが、アルミサッシなので結露も酷い状態でした。
特に2階の北側の子供部屋の湿度が異常に高く、日… [続きを読む]
bobonさん (奈良県/31歳/男性)
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