対象:ペットの医療・健康

Re:猫の多発性のう胞腎について
多発性腎嚢胞は先天性の遺伝疾患であり、現時点では嚢胞に対しての有効な治療法はありません。嚢胞が大きく圧迫が強い場合には針による吸引などが検討されます。
初期は無症状ですが、嚢胞が増加、増大する事により正常な組織を圧迫し、結果として腎機能に問題が起こる可能性があります。
Q1.ご自宅でできる予防は嚢胞の予防ではなく、腎機能を保護するための予防です。
飲水量をふやしたり(ドライフードからウェットフードへの変更など)、腎臓系の処方食への切り替えなどは腎臓の負担を減らす効果が期待出来ます。
Q2.腎不全の場合、処方食のみと、一般食のみを与えた場合を比較したデータでは、処方食のみを与えた場合のほうが生存期間が長いという報告があります。但し、腎機能が低下していない場合、どれだけの予防効果があるかは不明です。処方食は成長期の幼猫にはおすすめできませんが、成猫で
したら問題ありません。
Q3.検査により状態確認をすることは正しいとはおもいますが、結果により治療が変わることはありません。
Q4.血液検査では、腎数値の異常がないようですので、まずは月1回ペースで尿比重の検査を行うことをお勧め致します。尿比重の低下は腎機能の低下の疑いがあります。正しい検査をするには8時間以上の絶食、絶水が必要となります。検査の間隔に関しましては、かかりつけの病院と相談して頂き尿比重が常に正常でしたら検査の間隔を延ばすことも可能ですし、異常が発見された場合は追加で定期的な血液検査も行うことをお勧め致します。
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