金融政策の要因が大きいです - 森本 直人 - 専門家プロファイル

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森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

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金融政策の要因が大きいです

2013/10/07 20:05

うさ子様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。

ご質問の件、まず第一に、アベノミクスで国内株がぐんと上昇した理由は、国内の景気が回復したというよりも、円安に振れたことの方が大きいです。

昨年突然、円安に振れたのは、おそらく、政権交代に伴い、金融政策が変更されると予想した人が増えたためです。

ちなみに、円高で国内株安になる傾向は、ずっと続いてきました。

これは、円高になると、輸出産業がダメージを受けるから、と説明されることもありますが、実際には、外国人投資家の動きが、大きく影響しているようです。

円高になれば、米ドル建てのポートフォリオで日本株が割高になり、売られやすくなります。

一方、円安になれば、日本株が買われやすくなります。

あと、外国株投信が値上がりしているのは、なぜか、ですが、もちろん、為替ヘッジをしていないファンドであれば、為替でプラスになっている面はあります。

それと、米国株を中心に、外国株の上昇傾向が続いてきたのは、米国のQE3という金融政策も要因として、大きいです。

QE3とは、米国の中央銀行にあたるFRBが、米国債などを買い入れる政策です。

分かりやすく言うと、市場にお金をあふれさせるために、中央銀行が、国債を買い入れるのと引き換えに、一生懸命、お札を刷っているイメージです。

こういった金融政策は、欧州の中央銀行も、日本銀行も導入しています。

そして、なかなか止められなくなっています。

止めると、株安などで、景気が悪化してしまう可能性があるためです。

オリンピックによる経済効果の話もありますが、実際には、各国の金融政策が、株価や為替にかなりの影響を与えています。

なお、今のような金融政策を際限なく続けると、歴史の教えに従えば、制御できないインフレになるとの見方もあります。

よく研究してみてください。

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森本 直人
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この回答の相談

国内投信と外国投信について

マネー お金と資産の運用 2013/10/07 17:48

外国株インデックスe、EXAIS新興国、世界経済インデックスのような
外国インデックス投信と、
国内インデックス投信の動き方について



アベノミクスから国内株はぐんとあがりましたが、
… [続きを読む]

うさ子さん (大分県/44歳/女性)

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インデックス投信の分散投資の効果について 上津原 章(ファイナンシャルプランナー) 2013/10/08 11:45

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