対象:ペットの医療・健康
Re:犬のステロイドによる糖尿病について
経口ステロイドを長期間投与すると肝臓での糖の放出が多くなり、血糖値が上昇し糖尿病になる場合があります。
アトピー性皮膚炎の病状によっては経口ステロイドを漸減、休薬することにより血糖値の上昇が抑えられて糖尿病から離脱することもあります。
離脱することができればインシュリンの投与は必要ありません。
しかし経口ステロイドの漸減、休薬によりアトピー性皮膚炎の病状が悪化することがあります。
そのためには、既に行われているかもしれませんが、抗アレルギー剤、外用ステロイド、シャンプー療法、免疫抑制剤などを併用していただき、アトピー性皮膚炎の悪化を抑えていく必要があります。
しかし、経口ステロイドが休薬できてもインシュリンが体内で作られなくなっていたらインシュリンの投与は継続的に行う必要があります。
寿命に関してははっきりと言えませんが、糖尿病治療において、持続的な高血糖による糖尿病性ケトアシドーシスやインシュリンの利きすぎによる低血糖性発作に注意していただく必要があります。
少しでも症状を抑え、健康に暮らしていけるポイントは経口ステロイドの漸減、休薬により糖尿病から離脱することができるかを試みることで変わってきますし、質問内容だけではお答えすることが困難です。
上記のことをふまえた上でかかりつけの獣医師とご相談していただくことをお勧めいたします。
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この回答の相談
こんにちは。
愛犬である11歳のホワイトテリアのメスが先日、糖尿病と診断され1日2回のインシュリン注射をするように言われました。
原因は、アトピー治療のためのステロイドによる副作用とのこ… [続きを読む]
五月さん (東京都/23歳/女性)
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