仕事を工夫されて、状況のご観察をお勧めします。

お返事が遅くなりました。
まだ私の回答が、少しでもあなたの助けに役立つことを願って回答いたします。
内容から、問題は複数おありのように思います。
・経済的理由
・身体的理由
・感情的理由
どれも、ご自身が期待していた将来計画とは異なったために起こったものではないでしょうか。

まず経済的理由について、去年の総収入が平成15年と同じであったということは、少なくとも平成15年から平成23年までは増加し続けていた、したがってこれから先も増加すると思っていた、ということでしょうか。定年まで15年、基本給はあがらないということは、経営が悪化したため、上がらないということなのか、年齢的な要件で上らないということなのか、どちらなのでしょうか。どちらにしても、現時点では将来的には現状維持のままだということだということでお話を進めます。

身体的理由については、人員が減り、あなたの仕事量が増えたため、身体的に健康維持が難しい、ということでしょうか。

つまり察するに、あなたはもしかして、無理をしてしまうほど責任感がおありで、仕事量が増えても、それをこなせるだけの能力があり、かつ現在の会社にとっては、なくてはならない存在であることを、会社もあなたご自身も認識しているのではないですか。

だからこそ、自分の将来、もしかしたらご定年後、あるいは休暇のお楽しみのために、ご自身を大事にするのか、今は会社を大事にするのかで、迷ってらっしゃるのではないでしょうか。

賢明なあなたのことですから、ご年齢も考慮されてもう充分にお考えになられているかと思います。この先あなたが実現なさりたいこと、あなた自身の夢や希望や居場所を見つけられて、あなた自身を実現するには、20歳代の頃よりも、30歳代の頃よりも、残り時間は少ないという事を、私が言わなくても、あなたはお気づきのはずです。

もし一つ、アドバイスをお聞き下さるなら、会社を辞めるのは感情的にはいろいろあっても、手続き上は簡単です。しかし、別の会社に再就職となると、これまでと同じ条件で新たに探されるのは、今は相当なエネルギーが必要です。それよりも現在の仕事を工夫することを先に考えられて、今しばらく状況をよく観察されてみてはいかがでしょうか。