対象:生命保険・医療保険
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保険見直し
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アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ご質問の件ですが、保険商品を検討するにあたって、いくつか基本的なことをお伝えしたいと思います。
まず、保険というものは万が一のため、つまり何らかの想定をした場合の商品です。
この想定に対処するために保険加入があるわけですが、この保険を維持するためにはコスト、つまり保険料がかかります。
例えば、強制的に加入させられる公的年金や公的健康保険も、万一の想定に対処したものの1つです。
そのほかに、任意で医療保険などに加入をするわけですが、強制的なものに加えて、任意のものにも維持するためにコストがかかります。
で、この任意部分にコストをかけ過ぎると、維持するのが精いっぱいになり、将来の資産形成のジャマになります。
つまり、貯蓄ができないという結果につながります。
ちなみに、貯蓄は何にでも使える「お金」ですし、維持するのにもコストはかかりません。
ですから、任意の保険には維持するコストを極力抑えることが必要であると考えるべきです。
では、この保険のコストにあたる保険料は、どういった構成になっているのでしょう?
いわゆる掛け捨て保険の保険料は、付加保険料と危険保険料というもので構成されています。
付加保険料とは保険会社運用のための費用や儲けに当たり、危険保険料は年間の死亡率で決まるものとされています。
また、貯蓄にもなる保険では、上記2種類の保険料に生存保険料(満期金やお祝い金などがこれに該当)がプラスされています。
ですから、当然、掛け捨てよりも保険料は高くなります。
こう見ると、「掛け捨て保険は損だ」とは言えないことが保険料の仕組みから理解できます。
今後は、年金や医療制度が頻繁に変わる可能性もありますので、過度な保険加入はせず、必要最低限の選択をされて、残りはローンの繰り上げ返済や貯蓄に回すことをお勧めいたします。
以上、ご参考になれば幸いです。
尚、個別のご相談や詳しい説明をご希望でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
アネシスプランニング
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評価・お礼
ひできさん さん
2012/05/12 15:04
ご返答ありがとうございました.保険の仕組みについて非常に勉強になりました.
維持コストを考えるなら掛け捨て型がベストということですね.
寺岡 孝
2012/05/13 02:06
この度は回答に評価をいただき、まことにありがとうございます。
保険商品を決める上では貯蓄性の高い商品に魅力を感じるのは事実です。
しかし、貯蓄性の高い商品はどうしても保険料が高く、将来維持できるかが不明ですし、「維持できないから別の保険加入を」と考える時期には年齢も上がり加入条件は厳しくなるばかりです。
また、5%を超える予定利率が高い時代の終身保険等は貯蓄性もありましたが、現時点ではそういった期待も難しい時代です。
そう考えると、保険は万一のための保障と考え、貯蓄とは分けて考えるべきでしょう。
尚、詳しいご相談等が必要でしたら、お気軽にお問い合わせください。
以上、取り急ぎ回答の評価の御礼まで。
回答専門家
- 寺岡 孝
- ( 東京都 / 建築プロデューサー )
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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この回答の相談
この度,住宅を購入するにあたり,保険の見直しを検討しています.
数名のFPさんに相談していますが,考えすぎて迷宮入りしているので,アドバイスをいただけましたら非常に助かります.
夫:3… [続きを読む]
ひできさんさん (東京都/37歳/男性)
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